無観客イベントとなるF1ベルギーGPとハンガリーGP、収入減の補償の一環で開催契約を1年延長

 ベルギーGPとハンガリーGPがそれぞれF1との開催契約を1年延長したことが明らかになった。いずれも、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、2020年は無観客で開催せざるを得ないため、損失の補償についてF1商業権保有者であるリバティ・メディアと交渉した結果、契約期間延長に至ったという。

 今週、F1は新カレンダーを発表、ベルギーGPは元々の日程、8月30日に開催されるが、無観客での実施になる。

「ワロン政府、スパ・フランコルシャン・サーキット、ベルギー王立自動車クラブ、FIA、FOMとの共同作業により、このイベントを維持することが可能になりました。このグランプリは現在の契約外の形で、ワロン地域からの経済的支援を受けずに運営されます」とスパ・グランプリのCEOバネッサ・マースは語った。

「このニューモデルにより、ワロン地域の重要な経済的ツールであるスパ・フランコルシャン・サーキットが被る歴史的な危機による経済的影響が、ある程度軽減されることとなりました。条件について交渉を行った結果、F1カレンダーにおけるベルギーGPのポジションを確固たるものにし、現在の契約を2022年まで延長することができました」

 スパ・フランコルシャンのF1ベルギーGP開催契約は、元々は2021年までだった。

 一方、ハンガリーGPは元々8月2日に予定されていたが、新カレンダーでは7月19日に日程が変更された。ハンガリー政府は多数の人が集まるイベントを禁止しているため、ハンガリーGPは無観客で開催される。

2019年F1第12戦ハンガリーGP ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第12戦ハンガリーGP ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)

「無観客イベントの場合も開催コストは下がらない。失う利益を補うための手段について、リバティ・メディアとともに検討してきた」とハンガロリンク・スポーツのCEOジョルト・ジュライは語った。

「困難な時期ではあるが、国とスポーツの両方のためになる合意に達するべく議論を重ね、ベストを尽くしてきた」

「正確な数字を申し上げることはできないが、権利料は、観客を入れて開催した場合に支払う料金の一部である。さらに、契約期間延長を達成し、2026年までだったのが、2027年まで有効となった」

「開催権料の年間増額も減額され、数十億フォリントを抑えることができた」