凄い1.2Lに清水和夫が驚いた! DS3クロスバック・グランシックはキラキラなだけじゃない【頑固一徹 和】

■DS3クロスバック・グランシックは、パリジェンヌ好みのデザインだけじゃない

グループPSAの単独高級ブランドとして誕生したDSオートモビル。DS3は全長4mにも満たないBセグメントのコンパクトSUVであり、内外装に個性的で洗練されたデザインが与えられた、高級感漂うブランドのエントリーモデルです。

1.2L 直3エンジンを搭載した5人乗りのクロスオーバーSUVの実力を、頑固一徹・和こと国際モータージャーナリスト・清水和夫さんがホンネで試乗インプレッションします。

DS3クロスバック・グランシック
DS3クロスバック・グランシックに清水和夫が乗った!

●1.2Lとは思えない走りがスゴイ!

日本に登場した、『シトロエン』のDS3…とは言ってはいけないDSオートモーティブ! プジョー、シトロエンともうひとつ、DSというひとつのブランドのDS3クロスバック・グランシック。

DS3クロスバック・グランシックのコクピット
さすがフランス車、さすがDSデザインのDS3クロスバック・グランシックのコクピット。

インテリアのデザインも斬新で、モードのパリジェンヌが好みそうなクルマです。デザインの一貫性はスイッチ類やエクステリア、シートの表皮など、デザインが統一されています。

今、ここまでデザインをしっかり貫いているのはDSくらいかもしれませんね。こんなハイセンスなインテリア、エクステリアデザインのクルマに1回乗ってしまうと、普通のクルマが『普段着』になっちゃいます。

1.2L 3気筒ターボとは思えない静粛性のあるエンジンにビックリ!

DS3はクロスオーバーSUVでちょっと背が高いんですが、カッコだけではなくハードウエアもなかなか。サスペンションが本当にしなやかです。

最近出たホンダ・フィットがシトロエンをベンチマークとしてかなり意識したそうなのですが、ドイツ車みたいな直線番長的な安定性志向というよりも、マイルドで軽やかなハンドリングを持つフランス車のいいところを、ホンダ・フィットチームは目指したといいます。

この前、フィット・ハイブリッドとDS3に乗ったんですが、しなやかな乗り味はが似ていました。

DS3クロスバック・グランシックS3クロスバック・グランシックのシート
ダイヤ柄のデザインが入るシートもステキ!
DS3クロスバック・グランシック
リヤシートにもダイヤ柄がデザインされています。

●3気筒にありがちな音、振動がナシ!

一番DS3で驚いたのは、エンジン。1.2Lの3気筒だとは思えないこと。1300ccくらいのターボエンジンかな?とは思いました。

DS3クロスバック・グランシックのエンジン
1.2L 直3ターボのDS3クロスバック・グランシックのエンジン。

ガソリンエンジンとしては、日本にもトヨタのヤリス1.5L 3気筒、もうちょっと下のダイハツの1.3L 3気筒エンジンがありますが、すぐ3気筒だとわかるくらいの音や振動があります。

このプジョー・シトロエン・DSオートモーティブが使っている1.2L 3気筒エンジンは3気筒とは思えないです。4気筒なんじゃないの?って、加速したときのエンジンの音や振動が無いです。

DS3クロスバック・グランシックのヘッドアップディスプレイ
視認性の良いヘッドアップディスプレイ。詳しくは動画で!

ACCやレーンキープなど、ついにフランス車も高度な運転支援が自然に普及するようになりました。

日本やドイツメーカーのような派手さは無いんですが、フランス車というと実用的にいろんな機能を持ち込みます。無駄なものはやらない。しかし、グランドツーリングで必要なものはしっかりと採用する、そんな考え方だと思います。

DS3クロスバック・グランシックのリヤビュー
BセグSUVでも存在感のあるデザインです。

しなやかな走りと、非常にレスポンスがよく小気味よく走って、音、振動の無い1.2Lターボ、それがDS3の魅力。それをDS3らしいデザインでラッピングしている。

DS3クロスバック、なかなかオツなクルマだと思います。

DS3クロスバック・グランシック
森の中が似合うDS3クロスバック・グランシック。

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その他、ヘッドアップスクリーンやACCの使い勝手など、頑固一徹 和インプレッションは動画をチェック!

総合評価指数は★★★★★!
総合評価指数は★★★★★!
評価軸(3項目)&評価ポイントは9点、9点、8点!
評価軸(3項目)&評価ポイントは9点、9点、8点!

(試乗:清水 和夫/動画:StartYourEnginesX/アシスト:永光 やすの)

【DS 3 クロスバック グランシック】

DS3クロスバック・グランシック
DS3クロスバック・グランシック

■SPECIFICATIONS
ボディサイズ:全長4120mm×全幅1790mm×全高1550mm
ホイールベース:2560mm
トレッド:前1540mm/後1550mm
車両重量:1280kg
エンジン:直列3気筒DOHCターボ
エンジン排気量:1199cc
ボア×ストローク:75.0×90.5mm
圧縮比:10.5
最高出力:96kW(130ps)/5500rpm
最大トルク:230Nm(23.5kgm)/1750rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:前輪駆動
サスペンション:前 マクファーソンストラット/後 トーションビーム
ブレーキ:前ベンチレーテッドディスク/後 ディスク
タイヤサイズ:前後とも 215/55R18
燃料消費率 WLTCモード:15.9km/L JC08モード:16.9km/L
車両本体価格(税込):4,115,000円

【清水 和夫 プロフィール】
1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業

清水和夫プロフィール
新型コロナウイルスにより外出自粛中の清水和夫さん。「旨い蕎麦、食いに行きたい!」

1972年のラリーデビュー以来、国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。

【頑固一徹試乗とは?】
国際モータージャーナリスト、清水和夫が斬る試乗インプレッション『頑固一徹テスト』。頑固一徹・清水和夫が独自の目線でチョイスした新型モデルを、パワートレイン、シャシー性能、ヒューマンマシンインターフェイス(HMI)の3分野で評価、採点し、その合計点によって10段階で評定します。

■頑固一徹 総合評価指数
3〜6点→★
7〜12 点→★★
13〜18点→★★★
19〜24点→★★★★
25〜30点→★★★★★

■頑固一徹テスト 試乗インプレッション
評価軸(3項目)&評価ポイント
パワートレイン 10段階評価(1〜10点)
シャシー性能  10段階評価(1〜10点)
ヒューマンマシンインターフェイス  10段階評価(1〜10点)