“タバコ宣伝”をめぐり、消費者監視団体がフェラーリF1新車『SF1000』の差し押さえを主張

 フェラーリは、イタリアの消費者監視団体『Codacons』とのトラブルの渦中にある。スポンサーを務めるタバコ会社『フィリップモリス・インターナショナル』の“ミッション・ウィノウ”のブランディングを通じ、タバコ製品の違法な宣伝を行っているとして、法的措置をとると団体から警告を受けているのだ。

 ミッション・ウィノウとは、タバコ製品ではなく、フェラーリの長きにわたるスポンサーであるフィリップモリスが同社の研究活動と代替製品を宣伝するために作られたブランドだ。

 Codaconsは、彼らがタバコのサブリミナル広告と見なしているブランディングについてフェラーリに説明責任を求めている。レッジョ・エミリアのロモロ・ヴァッリ・ムニキパーレ劇場でフェラーリが発表した2020年型マシン『SF1000』を直ちに差し押さえることを求めているという。

 伝えられるところによると、数週間前、イタリアの保健省は公共の場所やオンラインでのタバコの代替製品および加熱式タバコ製品の宣伝について、タバコ消費の間接的宣伝と解釈されるべきだと規定しており、Codaconsのフェラーリに対する主張と見解を同じくしている。

「今では我々は保健省の判断から全面的な裏付けを得ている。我々はフェラーリとの法的闘争を始め、反トラストおよび保健省へ新たな申し立てを行う。また我々は昨日(2月11日)レッジョ・エミリアで発表された新型のSF1000シングルシーターの差し押さえを要求するつもりだ」とCodaconsの代表を務めるカルロ・リエンツィは語った。

 残念ながらミッション・ウィノウのブランドを標的にされることは、フェラーリにとっては馴染みのあるテーマだ。2019年の開幕戦オーストラリアGPでは、同国の保健省がこのプログラムをオーストラリアの反タバコ規定をすり抜ける巧みな策略だと見なしたため、フェラーリは名前とロゴを削除せざるを得なかった。昨年は、開幕戦やフェラーリのホームレースでもあるイタリアGPを含む半数以上のレースで、ミッション・ウィノウのロゴが車体から削除されていた。