レベリオン・レーシングが2020年ル・マン24時間で全レース活動を終了。13年の活動にピリオド

 WEC世界耐久選手権を戦うレベリオン・レーシングが、2020年6月に行われるル・マン24時間レースをもって、すべてのレース活動を終了することを発表した。

 レベリオン・レーシングはスイスに拠点を構えるインディペンデントチームで、WECなど耐久レースを主戦場としてきたほか、2020年にはダカールラリーにも挑戦した。

 WECでは2018-19年の“スーパーシーズン”からレベリオンR13で最上位のLMP1クラスへ参戦。ワークスチームであるTOYOTA GAZOO Racingを相手に、2018-19年の第3戦シルバーストン、2019-20年の第3戦上海で2勝を挙げてきた。

 2020-21年からWEC/ル・マンに導入される新たなトップカテゴリー”ハイパーカー”についても、プジョーとタッグを組んで2022年から参入するとしていたが、チームは2月13日に発表したリリースで2020年6月限りで13年間のレース活動にピリオドを打つことを明かした。

「レベリオンにとってモータースポーツは貴重な財産だった」と語るのはレベリオン・コーポレーション代表のアレクサンドル・ペシ。

「サーキットという場所は、我々にとって絶好のショーケースであり、本当に多くの観衆へアプローチできる場でもあった。モータースポーツ活動への投資は満足感以上のものをもたらしてくれた」

「ただ我々はビジネス環境の再構築を検討しており、今シーズンのWECが終了次第、その影響がレーシング部門にすぐ訪れる。簡単な決断ではなかったし、以前表明した今後の活動計画を完遂できないことを心苦しく思う」

 レベリオン・コーポレーションのカリム・ブバドラCEOも「レベリオン・コーポレーションのブランド戦略を切り替えねばならない時期が来た」とコメントしている。

「2020年のル・マン24時間レースが我々のラストレースとなる。ただ、これまで続けてきた耐久レース界での旅路を記録に残る結果の数々とともに前向きな形で終えられることを誇りに思う」

「レベリオンの精神に賛同して我々を信頼し、これまでサポートし続けてくれたパートナーには心からの感謝を伝えたい。いちプライベートチームとして、モータースポーツ史に名前を刻むことができた」

「また、(ハイパーカーで共闘するとしていた)プジョーのWEC挑戦は成功裏に終わると信じている。そこに我々レベリオンが加われないことは残念でならない」

 レベリオン・レーシングは2007年に耐久レースへの挑戦を開始し、2008年にはLMP2クラス、2010年には最高峰のLMP1クラスへとステップアップしていった。

 世界選手権として行われているWECには設立初年度の2012年から参戦。LMP1クラス唯一のプライベーターとしてアウディやポルシェ、トヨタと総合優勝を争ってきた。

 2017年には一度LMP2クラスへ転向し、クラスチャンピオンを獲得すると、その翌年の“スーパーシーズン”でLMP1クラスへ復帰した。