セリカ GT-FOURの再来! WRC制覇を狙う「GR ヤリス」誕生【東京オートサロン2020】

セリカ GT-FOURの再来! WRC制覇を狙う「GR ヤリス」誕生【東京オートサロン2020】

GR YARIS

GR ヤリス

6月末まで先行予約を開始! 価格は396万円から

TOYOTAは東京オートサロン2020の会場にて、FIA世界ラリー選手権(WRC)のホモロゲーションモデル「GR ヤリス」を世界初公開。特別仕様車としてRZ“First Edition”とRZ“High-performance・First Edition”を設定し、1月10日から6月30日までの約6ヵ月間、Web限定で先行予約をスタートした。

東京オートサロン、GAZOO Racingによるプレスカンファレンスの模様

「BORN FROM WRC!」

GR ヤリスの開発目的は単純明快で、WRCを「勝ち抜く」こと。プレスカンファレンスではGAZOO Racingの友山茂樹・トヨタ自動車副社長が「ラリー王国・トヨタを不動のものとするウェポン」がコンセプトであると語り、発表の最後にはトヨタ自動車の豊田章男社長がサプライズで登場し「トヨタのスポーツカーを取り戻したい。ずっとそう思い続けてきました」と熱く語る。

もちろん既存の86やスープラもトヨタのスポーツカーにカテゴライズされているが、いずれも他社との共同開発であり、豊田章男社長は「トヨタが自らの手でつくるスポーツカーが欲しい」と訴え、WRCへの参戦もそのための布石だったことを明かす。そしてGR ヤリスはWRCで得た知見や技術を盛り込んで一から開発し、市販車ありきのレーシングカーとは逆に、レーシングカーを市販車へフィードバックしたモデルであると力説する。

東京オートサロン、ヤリスWRCのフロントスタイル

トヨタのモータースポーツへの本気度が伝わる展示

GR ヤリスのお披露目に際しては1988-1991年のWRC参戦モデルのセリカ GT-FOUR ST165も壇上に配され、GR ヤリスがWRCのホモロゲーションモデルであることを強くアピール。さらにGR ヤリス ラリーコンセプトやGR ヤリス CVTコンセプトもディスプレイされていた。

東京オートサロンのGAZOO Racingブースには、GR Supra GT4やGR Supra GT500、ル・マンウイナーのTS050 Hybrid #8、ダカールラリー参戦モデルのTEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY #326も展示され、まさにモータースポーツ一色の華やかな世界を披露していたのも印象深い。

東京オートサロン、GRヤリスの4WDシステム“GR-FOUR”

新開発のスポーツ4WDシステム“GR-FOUR”を採用

新開発の1.6リッター直列3気筒直噴ターボ“G16E-GTS”は、3気筒エンジンとしては世界最高レベルの最高出力272ps/最大トルク370Nmを発生。エンジン出力は6速MT(iMT=intelligent Manual Transmission)を経て多板クラッチによる前後駆動力可変システム採用の新開発4WDシステム“GR-FOUR”に伝達され、「いかなる道も、誰もが安心して思いのままに運転できるクルマ」に仕上がっている。

東京オートサロン、GRヤリスのリヤスタイル

専用のコンベアレスラインで熟練工が製作

バランスのとれた高剛性ボディはTNGAの思想に基づくスポーツ4WDプラットフォームを用い、アッパーボディはアルミ製のエンジンフード/トランクリッド/ドアパネルに加え、SMC(Sheet Molding Compound)工法で成形したCFRP製ルーフパネルを採用するなど軽量化を図りながら強固な3ドアタイプのキャビンを実現。

生産は元町工場の専用ライン「GR ファクトリー」を新設。複数のセルをAGVでつなぎコンベアレスのボデイと組立ラインで構成されるという。これによってスポーツカーに不可欠なボディの高剛性化と超高精度の組付けが可能となり、さらにトヨタ全社から集められた「匠」の技能を有する従業員の意志が込められ、大量生産ではなく多品種少量生産が行われる。

東京オートサロン、GRヤリスのフロントスタイル

先行予約限定モデルは396万円から

先行予約限定モデルとなるRZ“First Edition”は、RZグレードをベースにマットブラック塗装を施したラジエーターグリルとフロントサイドディフューザー、リヤスポイラー及びリヤバンパーを特別装備とし、RZ“High-performance・First Edition”はさらにBBS製鍛造アルミホイール、トルセンLSD、冷却スプレー機能付空冷インタークーラーなどを搭載する。

車両本体価格は、RZ“First Edition”が396万円(税込)、RZ“High-performance・First Edition”が456万円(税込)を予定している。先行予約の申込みは予約専用Webサイトにて、6月30日まで実施中。

【SPECIFICATIONS】

GR ヤリス RZ“High-performance・First Edition”

ボディサイズ:全長3995 全幅1805 全高1460mm

ホイールベース:2558mm

車両重量:1280kg

エンジン:直列3気筒DOHC直噴ターボ

総排気量:1618cc

最高出力:200kW(272ps)

最大トルク:370Nm

トランスミッション:iMT(6速MT)

駆動方式:4WD

サスペンション形式:前マクファーソンストラット 後ダブルウィッシュボーン

ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク

タイヤサイズ:前後225/40ZR18

車両価格(消費税10%込):456万円

【関連サイト】

・GAZOO Racing 公式サイト

https://toyotagazooracing.com/jp/gr/yaris/