東京オートサロン2020で豊田章男社長がヤリスWRカーをサプライズラン。ラリー・ジャパン参戦にも意欲

 1月10日から千葉県の幕張メッセで行われている世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2020」。屋外イベント広場では、会期初日から『Rally Japan』と題したデモランが実施され、最終日となる12日のデモランイベントではTOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム総代表を務める豊田章男トヨタ自動車社長がサプライズ登場。トヨタ・ヤリスWRCでのデモ走行を披露した。

 このデモランは2020年11月11月19~22日に愛知県と岐阜県でWRC世界ラリー選手権の日本ラウンド、ラリー・ジャパンが復活することを受けて行われたもので、初日は2020年から加入したシリーズ6連覇の経験を持つセバスチャン・オジエがデモランを披露。

 オジエは、コンクリートフェンスのギリギリまで攻める走りを披露し、最新WRカーならではの迫力をみせつけた。

 11、12日は2020年のWRC8戦へスポット参戦する勝田貴元がデモランを担当していたが、最終日となる12日のデモランを終えると、豊田章男社長がサプライズで登場し、ヤリスWRCでの走行を披露すると宣言。集まった観客からは、驚きの声と拍手が響く。

 勝田も走行の話は聞いておらず、「こんなの信じられない」と驚くばかり。すでにワイヤーが切れるほどタイヤを使っていたため、急きょタイヤ交換が実施され準備が進められる。

章男社長のいきなりの発言に勝田は驚きの笑みをみせる
章男社長のいきなりの発言に勝田は驚きの笑みをみせる

デモラン走行場所で急きょタイヤ交換が行われる
デモラン走行場所で急きょタイヤ交換が行われる

 ヘルメットを装着した章男社長は、勝田からドライビンググローブを借りてヤリスWRCに乗り込み、勝田はコドライバーとして助手席へ。

 走行を開始すると徐々にスピードを上げ、迫力ある走りを披露。白煙を上げながらなんどもドーナツターンを披露し、タイヤをギリギリまで使い切ってデモラン走行を終えた。

ヤリスWRCのコックピットに乗り込む豊田章男社長
ヤリスWRCのコックピットに乗り込む豊田章男社長

迫力あるデモランを見せる豊田章男社長
迫力あるデモランを見せる豊田章男社長

 ヤリスWRCから降りた章男社長は、「やっぱりプロとは違うね。でもラリー・ジャパンは11月。まだ日にちはあります。私には練習する時間がある」とラリー・ジャパン参戦にも意欲を見せ、観客を沸かせた。

「WRCの日本開催も決まりまして、日本人ドライバーが参戦することは、皆さんの応援にも力が入ると思います。彼(勝田)も今年8戦をWRCで戦っていきますので、ぜひとも応援をよろしくお願いします」と勝田への応援を即した章男社長。

 勝田も「とんでもないサプライズでしたね。僕がいちばんビックリしました。皆さんには、これからもラリーを盛り上げていただきたいです。皆さんが来てくれないと盛り上がるものも、盛り上がらないと思います。今後必ず活躍して、いい走りを見せますので、ラリー・ジャパンへ応援に来てください」と意気込みを語ってデモランイベントを終えた。

タイヤから白煙を上げながら走行するヤリスWRC。会場からは大きな歓声が
タイヤから白煙を上げながら走行するヤリスWRC。会場からは大きな歓声が

声援に応える豊田章夫社長と勝田貴元
声援に応える豊田章夫社長と勝田貴元