元マクラーレンのエンジニアリングディレクター、パット・フライがルノーF1加入。技術部門の変革続く

 ルノーF1チームは、元マクラーレンのエンジニアであるパット・フライがマクラーレンとの“契約上の義務”を終えた後、ルノーに加入し、エンストンでマネジメントチームの強化にあたると発表した。

 注目を浴びているこの発表は、ルノーが技術部門に関して行った2番目の発表だ。チームはフライの起用を発表する前日に、元ウイリアムズのディルク・デ・ビアが空力責任者に就任することを発表していた。

 ルノーF1のエグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは次のように述べている。

「ふたたびパットと仕事ができることを嬉しく思う。彼の就任は、我々がチームの構造を構築し改善するにあたってのさらなる一歩だ」

「パットの経験、才能、決意は、我々が進歩を続けるにあたり、いっそう強みを与えてくれるだろう」

2019年F1バルセロナテスト パット・フライ(マクラーレンのエンジニアリングディレクター)
マクラーレンでエンジニアリングディレクターを務めていたパット・フライ

 ルノーはエンストンの組織におけるフライの具体的な責務を明かしていない。エンストンでは、現在ニック・チェスターが技術ディレクターを務めている。

 フライは今シーズン、マクラーレンが2019年型マシン『MCL34』によって成績を好転させるのに一役買った。しかし今年3月に新技術ディレクターとしてジェームズ・キーが着任したことから、フライはマクラーレン離脱を検討することになった。

 55歳のフライは1993年にマクラーレンに加入し、2010年にフェラーリに移籍するまでの17年間を過ごした。フェラーリにはチームが期待外れのシーズンを過ごした2014年末まで在籍し、その後はジェームズ・アリソンが技術ディレクターとしてフェラーリに着任した。

 フライは2016年シーズンに短期間ながらマノーF1チームのコンサルタントを務め、その後マクラーレンに再加入している。