【車高調11択乗り比べ!!】#08_タナベ・サステックプロ ZT40_有名ドコロのあの“足”を実際に乗って比べてみた!

乗り比べインプレッション#08_タナベ

極微低速域から立ち上がる減衰力が
ノーマルも凌ぐコンフォートを構築

TANABE/SUSTEC PRO ZT40
タナベ・サステックプロ ゼットティーフォーティ

タナベ サステックプロ 車高調 ZT40 試乗 インプレ ローダウン
スタイリングとコンフォートな乗り味の両立をコンセプトに多彩なフットワークアイテムを展開する、タナベのサステックシリーズ。

今回クローズアップするのは、シリーズ最高峰モデルへ位置づけられるサステックプロ・ZT40だ。

車高調の最高峰モデルといえば全長調整式や減衰力調整といったセットアップの幅広さへこだわったフルスペックを指すことも多いが、タナベはそうした機構面を備えたうえで乗り味の要となるダンパー性能引き上げへと尽力。

走り出しの瞬間からリニアに減衰力を立ち上げるべく、レクサスの足も手がけているKYB社のツインバルブシステム(以下、TVS)搭載ダンパーでZT40を仕上げてきた。

このTVS採用で手に入れたリニアな減衰力立ち上げはハンドリングの頼もしさだけでなく、乗り心地良さにもつながっていくもの。極微低速域から高速域まで滑らかに減衰力を発生させることで、安定した挙動とともに衝撃吸収性能高さへとつなげられるわけだ。

ちなみに減衰力やレート、ダウン量などは、開発車の車格も踏まえて個々に最適化。全席での乗り心地良さを担保しつつ、30系ならファミリーユースも強く意識したラグジュアリー、ステップワゴン・スパーダやノア・ヴォクのG’sなら多少スポーティに味付けていくといったアプローチとなる。

そうしたこだわりから引き出されたZT40の完成度高さは、走り出した瞬間から即座に感じとれた。乗り心地良さを重視した場合はステアリング操作に対して反応がワンテンポ遅れたり、路面のうねりなどで大口径化した足もとがバタつくといったストレスを感じやすいが、素早く減衰力を立ち上げていくTVS効果で不満感は皆無。

最適なストローク量から引き出すしなやかな乗り味は、まさにキング・オブ・ミニバンたる30系にふさわしい仕上がりだ。

乗り心地良さや頼もしさを高めつつ、スタイリングもしっかり整えたい。ZT40はそんなを願いを叶える車高調だといえるだろう。

TANABE/SUSTEC PRO ZT40


全長調整式、減衰力調整、TVS 採用と最高峰モデルにふさわしいスペックが惜しみなく投入されたZT40。防錆や強度といったタフネスさにもこだわった。
【SPECIFICATION】
■対応:ミニバン&SUV多数
■価格:11万8000円〜
フロントは40段階、リアは14段階となる減衰力調整。ワイドレンジの減衰力調整としているため、1クリックで確実な変化が味わえる。
直巻きとなるフロントスプリングは、単体設定されているハイレート仕様を追加購入してレートアップすることも可能だ。

推しポイント
静粛性にこだわり大容量ベアリングを採用


コンフォートを目指すには、乗り心地だけでなく静粛性も欠かせない。ZT40は経年劣化でガタの生じやすいベアリングを大容量タイプとしたほか、スプリングの摺動音低減に特殊樹脂スラストシートも与えてきた。

DEMO CAR_30系アルファード



推奨車高はフロント55㎜、リア60㎜ダウン。この状態でも十分引き締まったスタイルとなるが、全長調整式を採用しているため乗り味は変えることなく低さを追求することも問題なし。
【DEMO CAR DATA】

フロント リア
車高 約-55mm 約-60mm
バネレート 6.0kgf/㎜ 6.0kgf/㎜
減衰力 20/40段 7/14段

ホイール/SSR・ブリッカー01F(F20×8.5J+38 R20×9.5J+38)
タイヤ/ダンロップ・ルマンV(245/35R20)

タナベ 林 正美さん
「全速度域で安定した乗り心地とハイレベルなスタビリティを引き出すべく、KYB社のTVSを採用しました。頼もしいコンフォートを求める方に、うってつけのアイテムです」。

問:タナベ 072-728-6700
https://www.rd-tanabe.com

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