インディカー:ロードコースでエアロスクリーン型保護デバイスをテスト。水滴や脱出に対しても問題なし

 インディカーは、7日にエアロスクリーン型保護デバイスの2回目のトラックテストをバーバー・モータースポーツパークで実施。ライアン・ハンター-レイとシモン・パジェノーが走行を重ねた。

 レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズが開発し、2020年から導入するエアロスクリーン型保護デバイス。10月2日にインディアナポリス・モータースピードウェイのハイスピードオーバルで初テストを行い、ドライバーからも高評価を得ている。

 インディカーは、7日に2回目のテストを実施。今回は、ロードコースのバーバー・モータースポーツパークでアンドレッティ・オートスポートのライアン・ハンター-レイとチーム・ペンスキーのシモン・パジェノーがエアロスクリーンを装着して走行を重ねた。

 今回のテストでは、ドライバーが効率的に乗り降りするプロセスなどいくつかのチェックリストが増えたが、ドライバーふたりは問題だとは感じなかったようだ。

「僕のような6フィート2インチ(約188㎝)の男はこなすことができた。簡単さ」とハンター-レイは語る。

 インディアナポリスでのテストに参加したパワーも「たくさん練習すればいいけど、レースカーから何回外にでることがあるのか考えるといいよ。逃げることが難しいか心配するよりも、頭のまわりを保護してほしいね」とコメントし、降りることを補助するハンドルのようなものをつけることも提案している。

 同じテストで走行したディクソンもパワーに同意し、「もう少し早く車に乗りたいね。少し時間はかかるが、実際に降りることは問題ない」と意見を述べていた。

エアロスクリーン型保護デバイスを装着したマシンに乗り込むスコット・ディクソン
エアロスクリーン型保護デバイスを装着したマシンに乗り込むスコット・ディクソン

 ハンター-レイは、霧雨の中での走行も行い、ウエットコンディションでのエアロスクリーンの状況を語った。

「水滴の問題はなかった。ヘルメットのようにティアオフシールドをより装着すれば、その効果も大きくなる。エアロスクリーンも同じだよ」とハンター-レイ。

 パジェノーもエアロスクリーンのテストに満足している。

「インディカーとレッドブルは本当に素晴らしい仕事をしている。僕たちは微調整を行っているだけだ。主にコクピットに入ってくる空気とかね。視認性は素晴らしいし、車はかなり未来的に見える。子供たちもきっと気に入ってくれると思うよ」

「安全性の素晴らしい進化で、インディカーの新しいステップだ。ドライバーとして、より良い安全性を提供しようとする努力に対して、感謝しきれないね。全員がこれに慣れていく必要があるけど、すべてがポジティブさ」とパジェノー。

 インディカーの代表を務めるジェイ・フライは、AMRインディカー・セーファー・チームのメンバーがドライバーの脱出を手助ける方法について検討し、その練習をすでに始めていると語る。

「彼らはすでに練習フレームを持っている。エアロスクリーンを完全に取り外す状況に対しても練習しており、その作業は非常に迅速で、そのための優れたツールもある」

 エアロスクリーン保護デバイスのテストは、、10月15日と11月5日に再び行われ、クリスマス前にはすべてのチームに提供される予定だ。