8代目「シボレー コルベット」のコンバーチブルが登場。史上初の電動ハードトップを採用【動画】

8代目「シボレー コルベット」のコンバーチブルが登場。史上初の電動ハードトップを採用【動画】

Chevrolet Corvette Stingray Covertible

シボレー コルベット スティングレイ コンバーチブル

クーペの最安モデル比で約80万円高の価格設定

初のミッドシップ化、6万ドル(約640万円)スタートという価格帯、右ハンドル仕様の設定など、発売前からクルマ好きの話題をさらっている8代目シボレー・コルベット スティングレイ(C8)。2019年末に予定しているクーペモデルの生産スタートを前に、はやくもコンバーチブルモデルが発表された。

8代目シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブルの発表会

コルベット コンバーチブルの報道関係者向け発表会は、2019年10月2日にフロリダ州にあるケネディ スペース センター ビジター コンプレックスで大々的に行われた。

新型コルベット スティングレイ コンバーチブルは、史上初の電動リトラクタブル・ハードトップを採用。そもそも1953年に登場した初代コルベットはオープンボディだったし、歴代モデルでも幌仕様はお馴染みだったが、電動ハードトップは今回が初。価格は「クーペのエントリーモデルより7500ドル(約80万円)高い程度」という。

8代目シボレー・コルベット・スティングレイのコンバーチブル開閉

オープン状態でもクーペ同等の荷室容量

そもそもC8は、開発当初よりコンバーチブルモデルの投入が折り込み済みだったため、デザインやルーフの収納、剛性などは「屋根開きありき」を想定して作られた。クーペそのものからして、センタートンネル中心に設計した構造や、ダイキャスト鋳造のアルミニウム合金の使用など、充分な車体剛性を確保するべく様々な施策を講じている。

ハードトップは格納時に美しくボディに溶け込むようにデザインされており、オープン状態でも荷室容量を一切犠牲にしない設計となっている。クーペ同様、リヤの荷室にはゴルフクラブを2セット収納することが可能。もちろん機内持ち込みサイズのスーツケースとPCバッグを収納できるフロント荷室も用意している。

8代目シボレー・コルベット・スティングレイのコンバーチブルモデルのサイドビュー

コンバーチブルモデルもまた、クーペと同じくジェット戦闘機にインスパイアされたエクステリアデザインを採用している。トノーカバーはジェットエンジンのエアインテークに着想を得た、空力性能重視の形状。コルベットSSやSR2、CERV(シボレー・エンジニアリング・リサーチ・ビークル)1やCERV2を思わせる突起状の部分は、室内への風の巻き込みを防止する役割も担う。

8代目シボレー・コルベット・スティングレイのコンバーチブルモデル。ルーフを閉じたときのサイドビュー

2分割のハードトップは30マイル(約48km/h)までなら走行中でも開閉が可能。スイッチひとつで、16秒あれば操作を完了できる。コルベット初の電動式で、6個のモーターとエンコーダーを用いて正確な動作を確保した。ハードトップは標準だとボディ同色となり、オプションでカーボン フラッシュ メタリックカラーを選択することもできる。

ルーフはエンジン上部へ格納されるため、冷却効率に影響を与えない設計とした。軽量な複合材を用いたルーフは、複合材パネルと断熱材で出来たコンパートメントへ収納される。ルーフの開閉に合わせて自動で昇降するウインドディフレクターは、風の巻き込みやノイズを防ぎ、キャビンを静かに保つ。また、コンバーチブルには、クーペの高性能版「Z51」のパフォーマンスパッケージに装着されるリアスポイラーを採用しており、ルーフシステム自体もスポイラーへ馴染むデザインとした。結果、ルーフを閉じた状態だとクーペと同等の空力性能を実現しているという。

8代目シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブルの操作スイッチ

2020年第1四半期に生産開始

ボディのオープン化にともない、サスペンションの見直しも実施。クーペとほとんど変わらないパフォーマンスを提供するべく、スプリングとダンパーには専用チューンを施している。

エンジンはクーペと同じ6.2リッターのV型8気筒OHV「LT2」。いまや希少種となった自然吸気のV8は、最高出力495hp、最大トルク637Nmを発生する(パフォーマンス エギゾーストシステム装着時)。

LT2には、シボレー初の8速DCTを組み合わせる。ステアリングの両脇にはパドルシフトを装備し、両方のパドルをいっぺんに操作するとクラッチが切れる“デ・クラッチ”機能も搭載。よりマニュアルに近い操作感覚を味わうこともできる。

8代目シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブルの発表会

コルベット コンバーチブルは、「コルベット・ビジュアライザー」にもすでに登場済み。シボレーが新しいデジタルツールとして導入したプレ・オーダーシステムで、精緻な3Dグラフィックを見ながら内外装やシートなど、様々な装備を組み合わせて「自分のコルベット」を作ることができるもの。ヘッドライトのオンオフや屋根の開閉も可能で、保存した仕様をソーシャルメディアにアップしたり、サイトを通じて販売会社にプレ・オーダーすることも可能だ。

8代目シボレー・コルベット・スティングレイ・コンバーチブルの発表会

また、新型C8の販売に際して、シボレーは専用の「コルベット コンシェルジュ」チームも設置。コルベットについての様々な質問に回答できるスキルをもつコンシェルジュへのコンタクトは、電話、もしくは公式サイト上でのチャットを通じて行う。

コンバーチブルモデルの生産は、ケンタッキー州ボーリンググリーン工場で2020年第1四半期の後半頃に開始する。地域によっては右ハンドル仕様もおって投入する予定という。