トヨタ・ハリアーハリアーの中古相場をチェック。人気を証明する3つの「証拠」とは?

●人気モデルは中古車市場の値動きも特徴的。

消費税増税前の駆け込み需要によって新車の販売台数は上昇しました。その中で、トヨタRAV4が6277台販売し、SUVで第1位・全体でも9位にランクイン。またコンパクトSUVのC-HRが3608台でSUV第2位・全体でも17位と好調です。

そのほかSUVではホンダヴェゼル、トヨタハリアーが続き、トヨタのSUVが上位を占めていて、SUVも一時のブームではなく安定した人気車種となりました。

ハリアー走り01
ターボエンジンを搭載し加速性能が向上した。

そのSUVブームのパイオニアといえば「トヨタハリアー」です。乗用車カムリのプラットフォームを流用した初代ハリアーは「高級セダンの乗り心地と快適性を両立したクロスオーバーSUVとして1997年に登場。国産プレミアムSUVという新しいカテゴリーを確立しました。

ハリアー外観02
フロントマスクのシャープさが増している。
ハリアー外観03
空力特性に優れたスタイリッシュなリア。

1997年に販売開始した初代モデル、そして2003年に登場した2代目ハリアーは海外ではレクサスRXとして販売され、日本市場にレクサスRXが導入された際にハリアーは販売終了となる予定でした。

しかし、販売現場からSUVの中でも強いブランド力のあるハリアーを残してほしいという要望があり、2013年12月に3代目である現行モデルが登場。このハリアーは日本市場専売モデルで、ベースは先代のRAV4となっています。

ハリアーエンジン04
2Lターボを追加しパワートレインは3タイプとなった。
ハリアー内装05
運転席と助手席の空間が独立しているインテリア。

2013年に登場した現行型ハリアーは当初、2L直列4気筒ガソリンエンジンと2.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムの2つのパワートレインを採用していました。

そして2017年6月のマイナーチェンジで最高出力231psを発生する2L直列4気筒ターボエンジンを追加し、ラインナップを強化。さらにこの時に運転支援システムの「トヨタセーフティセンスP」を全車に標準装備し、安全性を向上させています。

ハリアー内装06
ホールド性の高いフロントシート。
ハリアー内装07
多彩なシートアレンジが可能なリアシート。

2013年の販売開始から約6年が経過し、2020年にはフルモデルチェンジを行うというウワサが出ているハリアーですが、モデル末期というタイミングにも関わらず人気は健在です。このことは中古車相場が如実に示しているので、紹介しましょう。

現在、現行型ハリアーの中古車は約2000台流通しています。一般的にはフルモデルチェンジを行なったばかりの初期の年式が最も多く、そこから減少しマイナーチェンジで1度盛り上がってその後減少傾向となります。

しかし、ハリアーは2014年式が約660台と最も多いものの、2015年〜2017年は約340〜約390台と台数は安定しています。2018年式は少ないですが、2019年式は再び増加しており、年式による流通台数の差が少ないことはハリアーが人気車である第一の証拠と言えます。

続いては平均価格の推移です。現行型ハリアーの3カ月前の平均価格は約270万円で、現在も約270万円とほぼ横這いとなっています。その間の中古車の平均走行距離は約3000kmも延びているにも関わらず、相場は横這いとなっています。さらに長いスパンでこの1年の平均価格の推移を見てみると、1年前は約294万円だったので、約24万円の値落ちを記録しています。

モデルライフが6年目と長くなっているにも関わらず月平均2万円の値落ち幅に留まっていることこそ、ハリアーが人気車種である第二の証拠と言えるでしょう。

ハリアー内装08
5人乗車でも、タップリとしたラゲージ容量を確保。
ハリアー外装09
18インチという大径ホイールを装着。

さらに買い取り価格を調べてみると、流通台数の多い2014年式のハリアー2.0プレミアムは新車時価格290.4万円に対して、約192万円という買い取り価格となっています。2回目の車検サイクルを迎える5年落ちでも残価率は約66.2%という驚異的な高さです。これこそハリアーが人気車である第三の証拠です。

ハリアー外装10
トヨタセーフティセンスは2017年6月以降は全車標準装備。
ハリアー外装11
一部グレードにはシーケンシャルターンランプを装備。

現在はRAV4やC-HRに販売台数で差を付けられていますが、SUVの中でも強いブランド力をもつハリアーは人気そして実力を兼ね備えたトヨタSUVラインナップの核となるモデルなのです。

(萩原文博)