コルベットの新型ル・マンカー『C8.R』見参! ケネディ宇宙センターでサプライズ発表

 10月2日、シボレーは2020年1月末に開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間レースでデビュー予定の新型GTEカー『シボレー・コルベットC8.R』を、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターで世界初公開した。

 60年にも及ぶコルベットレーサーの歴史に、また新たなチャプターが加わる。アメリカンメーカーが水曜の夜、2019年7月に登場したまったく新しいコルベットをベースとする新型レーサー『C8.R』をサブライズ発表したのだ。

 2020年型コルベット スティングレイ・コンバーチブルのプレゼンテーションの最中に、ワークスドライバーであるトミー・ミルナーのドライブで会場に突如登場した新型レーシングマシンは昨年、Sportscar365によって初めてスクープされたミッドシップエンジンのLM-GTE仕様車だ。

 大方の予想どおり、このC8.Rは北米スポーツカーシリーズのGTル・マン(GTLM)クラスへのフル参戦が予定されておりデビュー戦は2020年1月の“ロレックス24”ことデイトナ24時間レースとなる。

 マシンの開発は現行型のC7.Rや2世代前のC6.Rなどと同様に、プラット&ミラーが担当。開発期間は2年以上にのぼった。その間、開発チームはロード・アメリカをはじめ、セブリング、“プチ・ル・マン”の舞台となるロード・アトランタなどを含むアメリカ国内各地のサーキットでオントラックテストを完了させているという。

「C8.Rは、2020年型コルベット スティングレイの単なるレースチューニングバージョンではない」と語るのは、シボレー・アメリカでパフォーマンス&モータースポーツ担当副社長を務めるジム・キャンベル氏。

「この新型モデルはGMのデザイン、プロポーション、エンジニアリングの各部門と、過去20年に渡って成功を収め続けているコルベット・レーシングによって行われてきた長年にわたるテストと開発の集大成だ」

「これらのチームのコラボレーションにより、公道とレーストラックの両方で、車両パフォーマンスの次のレベルに引き上げれることができた」

 なお、今回の発表では、C8.Rのスペック等の技術的な詳細情報は明らかにされていないが、Sportscar365は10月10~12日に開催されるIMSA最終戦プチ・ル・マンで同モデルの正式なプレゼンテーションが行われ、会場には実車が展示されるとものと理解している。

■4号車はイエローからシルバー主体の新カラーリングへ

 ケネディ宇宙センターの特設会場に現れたマシンや、シボレーが公開した画像からも分かるように、今回登場したC8.Rは従来のコルベットレーサーとはカラーリングが大きく異なっている。その最大の特徴は4号車のベースカラーが、イエローからシルバーに置き換えられている点だ。

 IMSAシリーズやル・マン24時間レースにも参戦することが予想される4号車コルベットは、1973年のシボレー・エアロベットや、1959年製コルベット スティングレイ・レーサーといった同ブランドを象徴するモデルにインスピレーションを受けるかたちで、シルバー主体にイエローの差し色が入ったカラーリングに変更されている。

 なお、僚友の3号車は従来どおりイエローがベースカラーとなり、4号車とは配色が反対になるように設定されるという。

GTE規定に沿って開発されたコルベットC8.RはIMSAのGTLMクラスや、WEC/ル・マン24時間レースのGTEクラスに参戦可能。
GTE規定に沿って開発されたコルベットC8.RはIMSAのGTLMクラスや、WEC/ル・マン24時間レースのGTEクラスに参戦可能。
世界初公開されたシボレー・コルベットC8.R。その開発は2年以上に渡った。
世界初公開されたシボレー・コルベットC8.R。その開発は2年以上に渡った。
世界初公開されたシボレー・コルベットC8.R。その開発は2年以上に渡った。
世界初公開されたシボレー・コルベットC8.R。その開発は2年以上に渡った。
GTE規定に沿って開発されたコルベットC8.RはIMSAのGTLMクラスや、WEC/ル・マン24時間レースのGTEクラスに参戦可能。
GTE規定に沿って開発されたコルベットC8.RはIMSAのGTLMクラスや、WEC/ル・マン24時間レースのGTEクラスに参戦可能。