ホンダF1、Q3進出は1台、PUトラブル発生と厳しい予選に。「レースで順位を上げていけるよう最善を尽くす」と田辺TD

 2019年F1ロシアGPの土曜予選で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは4番手、アレクサンダー・アルボンは19番手だった。アルボンはQ1走行中にコースオフし、バリアにクラッシュ、そのまま予選を終えた。

 トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは11番手、ダニール・クビアトはFP3でパワーユニット(PU/エンジン)の問題が発生したことにより、予選に出場できなかった。

 ホンダは「マックス・フェルスタッペンが4番手タイムを記録しましたが、その他のホンダ勢のうち1台は予選未出走、残りの2台はそれぞれQ1敗退とQ2敗退という厳しい結果になりました」と予選を振り返っている。

 今回ホンダは金曜の時点で4台に最新スペック4の新品エレメントを投入したため、全車がグリッド降格ペナルティを受ける。土曜に発表された暫定グリッドでは、フェルスタッペンには9番グリッド、アルボンには18番グリッド、ガスリーには16番グリッドがそれぞれ与えられている。

 金曜時点で、フェルスタッペン、アルボン、ガスリーの3台にはICE(エンジン)の新品が入れられたため5グリッド降格、クビアトにはICE、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-Kが新たに投入されたことで、最後方からスタートすることが確定していた。

 しかし土曜午前のFP3序盤、クビアトはトラブルが発生したと報告してコース脇でストップ。マシンがガレージに戻された後、ホンダは、パワーユニットにトラブルが起きたためフレッシュユニットに載せ替えると発表した。

「ダニーがマシンをとめた原因は、パワーユニットトラブルである。明日のレースに向けて万全の準備を行うため、スペック4パワーユニットの新品を装着する」とホンダはコメントしている。

 その後、トロロッソはクビアトの予選不出場を発表。ホンダは「グリッド後方からのスタートが決定していたダニール・クビアトはPU交換作業を急ぐことはせず、予選への出走を諦めることとなった」と説明した。

 クビアトは予選タイムを記録しなかったものの、スチュワードの許可を得て決勝に出走することが決まった。FP3でのトラブルにより、クビアト車には新たにシーズン7基目のICE、ターボチャージャー、MGU-H、6基目のMGU-Kが入れられた。クビアトは母国グランプリを最後尾20番グリッドからスタートする予定であると、暫定グリッドには記されている。

2019年F1第16戦ロシアGP土曜 ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)がトラブルでストップ
2019年F1第16戦ロシアGP土曜 ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)がトラブルでストップ

■ホンダF1テクニカルディレクター 田辺豊治
 今日の予選ではフェルスタッペン選手が堅実な走りを見せ、4番手となりました。ただ、明日はペナルティにより9番グリッドからのスタートになります。その他のマシンもPU交換にともなうグリッド降格のペナルティにより後方からのスタートになりますが、レースではポジションを上げてフィニッシュできるよう、我々としても最善を尽くしたいと思います。

 なお、クビアト選手についてはFP3のセッション中にPUに問題が発生し、交換が必要になりました。ペナルティによる最後尾スタートが確定していたので、確実な交換作業を実施することを優先し、予選に出走しないことを選択しました。今回発生した問題についてはこれから分析を行います。