雨と特別規則が左右する? 今年の岡山のスーパーフォーミュラはいつにも増して読みづらい

 9月27〜29日、岡山国際サーキットで開催される全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦。雨の天気予報も出ていることから読みづらいレースとなりそうだが、今回はさまざまな点で、さらに読みづらさが増しそうなレースになりそうだ。

 タイトな岡山国際サーキットで開催される今季のスーパーフォーミュラ第6戦は、SF19シャシーとなって初となる岡山での開催。1994年にアイルトン・セナが記録した1分10秒218というコースレコードタイムをいかに破るかなどの注目ポイントもある。ただ、9月28日、29日とも雨が降る予報が出ているのが気がかりなところ。

 そして今回は、コース長が短い岡山で予選Q1がふたつに分けられることになった。スポーツランドSUGOに続く組分けだが、9月27日には、ドライバーミーティングの前にチームごとに封筒を引くスタイルで組分けが行われたが、この組分けがひとつ注目のポイントだろう。

 今回、1チーム2台のチームはそれぞれA組、B組に分かれ、小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG)と塚越広大(REAL RACING)が分かれることになったが、奇遇にもA組にランキング上位が固まることになったのだ(下記参照)。これまで岡山で2年連続ポールポジションの関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)もA組に入っている。

 Q1は上位6台ずつがQ2に進出することになるが、単純に考えるとA組のハードルは非常に高いとも言える。「ランキング順に組分けするべきではないか」というドライバーからの声もあったが、僅差の予選でどんな結果を生むだろうか。なお今大会では、Q3でのオーバーテイクシステム(OTS)の仕様は禁止される。

 また決勝も雨が降るか、止むかが分からず、タイヤ選択が重要なレースになりそうだ。さらに今回は、特別規則としてスタートから10周目以降から最終周までにタイヤ交換義務を完了しなければならない。よく見られる、スタート直後にピットインして義務をこなす戦略は使えないということだ。

 この岡山は関口をはじめ石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)や可夢偉、野尻智紀(TEAM MUGEN)など、このコースを得意とするメンバーが強い。今季ここまで、全戦でウイナーが異なっているスーパーフォーミュラ。6人目のウイナーが生まれるのか、それとも……。最終戦鈴鹿を前に、重要なラウンドとなりそうだ。

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦
予選Q1組分け

A組
山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) ランキング2位
山下健太(KONDO RACING) ランキング8位
大嶋和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS) ランキング13位
パトリシオ・オワード(TEAM MUGEN) ──
小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG) ランキング4位
関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) ランキング7位
ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S) ランキング1位
坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING) ランキング5位
ハリソン・ニューウェイ(B-Max Racing with motopark) ──
アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING) ランキング3位

B組
国本雄資(KONDO RACING) ランキング15位
福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) ランキング6位
中山雄一(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS) ──
野尻智紀(TEAM MUGEN) ランキング9位
塚越広大(REAL RACING) ──
平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) ランキング10位
中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S) ランキング16位
石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING) ランキング12位
ルーカス・アウアー(B-Max Racing with motopark) ランキング11位
牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING) ランキング14位

スーパーフォーミュラ第6戦岡山の組分けの一覧
スーパーフォーミュラ第6戦岡山の組分けの一覧
スーパーフォーミュラ第6戦岡山の組分けの様子
スーパーフォーミュラ第6戦岡山の組分けの様子