“実験”続けたハースF1、ロシアGPでは新旧スペックのハイブリッドで戦う

 ハースF1チームは、ソチでの次戦ロシアGPでは、新旧の空力エレメントのベストの組み合わせをVF-19に取り入れて戦う予定であると明かした。

 シーズン前半に連続して行った空力アップデートがVF-19のパフォーマンスを改善することはなく、ハースはシーズンを通してセットアップにおいて難題を抱えてきた。

 夏の初めに、ハースはロマン・グロージャンのVF-19を開幕戦オーストラリアGPでの初期仕様へと戻し、一方でケビン・マグヌッセンのマシンには新たな開発パーツを導入している。

 サマーブレイク後にはスペック同士の比較は中止され、チームはロシアGPでは新旧の空力パーツを組み合わせて使用する予定だが、両ドライバーはまったく同じハイブリッドのパッケージでレースをするという。

 チームは「ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンがソチで走らせるVF-19には、開幕戦オーストラリアGPで使った第一世代の仕様とドイツGPでデビューした第三世代の仕様のエレメントが導入される」とプレビューリリースにおいて記している。

「マシンの挙動については把握しており、各サーキットにおいてより適したスペックを見いだそうとしてきた。そのために新旧スペックの比較を行ってきた」とチーム代表のギュンター・シュタイナーは説明した。

「もう実験を行っているわけではない。最適であると考えているものを、実際にパッケージに組み入れている」

 チームが行った様々な“実験”から得られた知識は、VF19のタイヤの使い方における複雑な問題を明らかにすることに役立てられると同時に、その知見は2020年に向けた準備の点でも重要なものとなる。

「こうした作業のすべては、間違いなく来年に持ち越されるものだ。レギュレーションに大きな変更がないため、来年のマシンは正常進化したものになる」とシュタイナーは付け加えた。

「今年はレギュレーションが新しくなったので、今年のマシンで学んだことは、いかなることも来年のマシンに導入することができる」

「それがシーズン半ばにおいて、マシンに苦戦していることを自覚していた我々の目標だった」

「来年のマシンでは同じミスを繰り返さないようにしたい。それが今シーズン中の主要な目標である」