モリゾウも参戦したロードスターメディア4耐。我ボス清水和夫もやればできるコ、超燃費走行!【頑固一徹 和・番外編】

■祝! 記念すべき「第30回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」

●人馬一体、ロードスターの走る楽しさをメディアが発信し続けて30年!

「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」通称「メディ耐」、マツダ主催ロードスターのワンメイクで行われるこのレース。雑誌やWebなどの自動車メディア媒体がチームを組み、年に一度、筑波サーキットをステージに各編集部がプライドと意地をかけレースで真剣に遊ぶ…まぁ自動車メディア祭りですね。

メディ耐スタートシーン
予選トップは同じ三栄の「REV SPEED号」、2位はclicccarでもお馴染み、自動車評論家・国沢光宏さん&中年の星YouTuber大井貴之さんの「ENGINE号」。

そんなお祭りメディ耐レース初開催は1989年(平成元年)、初代NAロードスターがリリースされた年に遡ります。その後は顔ぶれをちょっとずつ変えながら毎年続けられ、今年2019年(令和元年)で第30回大会となりました(1991年のみ未開催)。

そんな記念すべき大会に、clicccar【頑固一徹・和 試乗】でお馴染みの国際モータージャーナリスト・清水和夫さんが自身の動画チャンネル「Start Your Engines」(以下、SYE)と、clicccarの姉妹web媒体「Motor-Fan.jp」によるジョイントチームのボスとして参加するにあたり、「やすのはclicccarのオレ担当なんだから応援に来い!」と清水御大直々の命(メイ)…。

実はこのメディ耐、1989年の第1回大会にあたしはチューニング雑誌「OPTION」チームとして参加していました。ドライバーは桂伸一(コボちゃん)/山田英二(ターザン)/池田正美(ラリースト)というちょっとズルい(!?)メンバーで3位表彰台を獲得!

その後はチョコチョコ遊びがてらにメディ耐観戦はしていましたが、久々にチームスタッフとして参加するのもいいかな~ってことで、行ってきました筑波サーキット!

【第30回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース】
2019年9月7日(土)
メディア名:Start Your Engines&Motor-Fan.jp
車名:#55  SYE&モーターファン・ロードスター
チーム名:頑固一徹レーシング
ドライバー:清水 和夫/古場 博之/齊藤 洋輝/森田 準
監督:鈴木 明
ピットスタッフ:プローバ
チームマネージャー(?):永光 やすの
予選:8位/決勝:7位

ロードスターの走り
決勝の走行時間は16:00~20:00、ヘッドライトON!(撮影:吉川正敏さん)

■第30回記念の目玉チームは、なんといっても「トヨタイムズ号」、ドライバーは豊田章男モリゾウ選手!

豊田社長と丸本社長
マツダ・丸本明社長(左)とトヨタ・豊田章男社長(右)おふたりによる記者会見が行われました。

このレース、普段のサーキットでは見かけない一般メディア(大手新聞社からマツダの地元、広島の新聞社など)も取材に来られていました。なんで? それは…。

「第30回という記念大会にトヨタのモリゾウこと豊田章男社長に参加オファーをしたところ、快く承諾してくれました!」(マツダ・丸本明社長)

マツダ主催のロードスターレースにトヨタの大社長がレーサーとして参加する…そりゃ一般メディアにとっても大ネタです。マツダ・丸本社長とトヨタ・豊田社長による記者会見も行われました。

「連続30年開催は素晴らしい! 今日は美しく走れないかもしれないけど、人馬一体『Be a driver』になりたい!」(豊田社長)とリップサービス!!

丸本社長と豊田章男社長の撮影会
丸本社長と豊田章男社長の記者会見後にはツーショット撮影会も。

モリゾウチームは「トヨタイムズROOKIE RACING」として、モリゾウこと豊田章男社長、ご子息の大輔さん、小倉クラッチの小倉康宏社長にレーサー佐々木雅弘選手という豪華メンバー。「トヨタイムズも一応メディア…ってことで無理矢理ねじ込みました~!」(豊田社長)

ツーショット撮影会
そのツーショット撮影会を撮るメディアの方々・・・いつものメディ耐より記者さんが多い!

「GAZOO Racingとしてラリーやニュル24時間を走り、プロレーサーと一般の方の間にいる感覚で皆さんにクルマの楽しさをフィードバックしていきたい!」とモリゾウ選手。大企業の大社長なのに、なんだかとっても親しみを感じてしまいました。

■「Start Your Engines」と「Motor-Fan.jp」ジョイントの三栄チーム、助っ人はなんと、トヨタC-HR開発責任者・古場博之さん!

●我ピットには国内外各自動車メーカーのお偉方々がご挨拶回りに!

マツダ・丸本社長と清水和夫
マツダの丸本社長自ら我チームピットへお越しいただきました。差し入れありがとうございました~!

いやね、も~さすが国際モータージャーナリストのお達者クラブ(!)清水さん。マツダ・丸本社長も広島名物持参で来ピット! マツダ、トヨタの他にもニッサン、ホンダ…各広報さん(部長クラス)から開発系の方々まで、我チームボス清水さんに会いに来ピット。お陰様で我チームピットはおやつがたっぷり!

●#55頑固一徹レーシングのドライバーはこんな面々

「トヨタイムズ号」はモリゾウ選手中心のトヨタ連合チーム。負けずと我チームもなかなかなメンバーを取り揃えています。

頑固一徹レーシングのメンバー
頑固一徹レーシングのメンバー。左から、頑・齊藤洋輝さん、固・清水和夫さん、一・古場博之さん、徹・森田 準さん。この日のために「頑固一徹」Tシャツを制作です!

ボス Aドライバー 固:清水 和夫(Start Your Engines)
現在、国際モータージャーナリストとして活躍、国交省や警察庁からの依頼を受け自動運転推進へ向けてのアレコレで多忙中の清水さんは、スバル車を操りラリー界で暴れていたり、鈴鹿シビックレースの初代チャンピオンだったり、グループAレースやN1耐久レースではR32・GT-Rやシビックで長年参戦してきたレーサーでもあります。メディ耐も優勝からガス欠リタイアまで経験済み。「トラウマがあんだよ、このロードスターレースには…」(清水)。

Bドライバー 徹:森田 準(Motor-Fan.jp)
普段は三栄の社員としてモーターファン.jpや三栄の紙媒体もこなし、その昔はチューニングパーツメーカー「APEXi」の広報だったりもした森田さんは、今回が初レース。Motor-Fan.jpに参戦記、ありマス。

Cドライバー 頑:齊藤 洋輝(若手レーシングドライバー)
清水さんの弟子でもある若手レーサーで、2012年の『SRS-カート(鈴鹿レーシングスクール・カート)』卒業という期待の星。N-ONEレースにも頑固一徹チームとして走っています。

助っ人ドライバー 一:古場 博之(トヨタC-HR開発責任者)
GAZOO Racingのメンバーで、GRプロジェクトの推進部・チーフエンジニアでもあり、C-HRでニュルのレースもドライバーとして走ったことがあるという古場博之さんは、トヨタC-HR開発責任者という肩書を持つツワモノ。トヨタのWebサイトを見てみると…『全ての開発者に、偏愛という火を点けた男。』と紹介されています。また、メディ耐にはSYEチームとして、2009年から何度もメンバー入りしている準レギュラーでもあり。今回は我チームの予選ドライバーとしても活躍です。

このメンバーにプラス、ピットスタッフをプローバさん(横浜市都筑区)、元レースクイーンの方がやりがちなチームマネージャー(みたいな真似事)をあたしがやりつつ、全参加台数24台、総ガソリン使用量60Lまで(給油は1回のみ)、ひとりの連続走行時間制限あり…などのレギュレーションの中、4時間を戦います。

清水さんと津々見さん
往年のレーシングドライバー、津々見友彦さん(右から3人目)。長年メディ耐に参戦されてきましたが、今回がラストランだとか。清水さんも大先輩にご挨拶です。一番右は第1回メディ耐のあたしのチームメイト、コボちゃんこと桂伸一さん。

●スタートドライバーはボス清水、行きます!

スタートは必ず、そのチームのリーダーというか媒体の責任者が乗らなければいけません。なので、我チームはもちろん、ボス清水さん。トヨタイムズ号はモリゾウさんです。

「オイ、後ろのクルマは誰が乗るんだ? 確認してこい!」(清水)

我チームは予選8番手。スターティンググリッドの真後ろに並ぶのはLOVE CARS!TV!号の河口まなぶさんです。

スタートドライバーの清水和夫さん
出るか「極悪シミちゃん」ウォッシャー攻撃!? ウォッシャースイッチの場所を確認していました~!

「よし、ウォッシャーいけるな」(清水)…覚えていらっしゃいますか? その昔のベストモータリング…。ウォッシャー液噴射からのワイパー全開で後ろのクルマに水攻撃をする『極悪シミちゃん』を。今回、しつこく煽り運転するヤツ(レースだから煽っているわけでは…)がいたらソレ、やるそうな。「最近はアレ知らない若いのがいるから、やりづれぇんだよな」(清水)

●清水さんピットイン…タオル? え~っと…あ、ウエスがある!!(未使用新品)

とにかく残暑厳しかったこの日。1走行40分平均を走れば汗ビッショリ、熱くなった身体を冷やさなければ体がもちません。

頑固一徹チームのロードスター
ノーマル・ロードスターにマツダ製ロールバー、ブリヂストンPOTENZA Adrenalin RE003タイヤ、ビルシュタイン製車高調ダンパー、ブリッド製シート、クスコ製6Pハーネス、エンドレス製ブレーキパッド&オイル、Gulfのオイル類という仕様。

が、「タオル…無い!? あ、ウエスがある! 未使用だし綺麗!」(やすの) メカさんから未使用ウエスを貰い、クーラーボックス内の冷たい水に浸して絞り、ボス清水さんの額や首元を冷やします。ウン、まるでレーサー付きのマネージャーさんみたい! 元レースクイーンじゃなくても、なんか楽しいぞ!!

走行後の清水和夫さん
走行後、茹でダコのようになってる清水さん。頭に乗せているのがタオル…じゃなくウエス(未使用新品)。

両手を上げながら「やすの!」と呼ぶボス清水さん。は? ナニ??と思ったら、汗でTシャツが体に張りついて一人で脱げない、らしい。「介護かよ!」

●古場さ~ん、忖度無し! 上司チーム「トヨタイムズ号」さっさと抜いちゃって~!

レース中盤、古場さんドライブ中に前を行くトヨタイムズ号と絡みだすシーンも。

古場:「え~っと、前は上司チーム(トヨタイムズ号)なんですけど忖度したほうがいいですかねぇ~」

ピット:「ダメ、忖度無し! 骨は拾ってやる!!」

助っ人ドライバー、トヨタの古場さん。
古場さん、忖度無しでトヨタイムズ号撃沈してください!(抜いてもすぐに抜き返されたらしい)

豊田社長ドライブだからって、トヨタ社員である古場さんは遠慮してはいけません。その後、意を決して(!?)トヨタイムズ号をアウトから抜いて行きました。

●ラストスティントもボス清水、行きます! 完走を目指して超燃費走行せよ!

ピット:「トップは多分あと2周だけどウチは3周予定、超燃費走行でお願いします!」

清水:「ボクだってやれば出来るコ! 大丈夫!!」

メディ耐、夜の走行
ひとつでも順位を上げたいところですが、なんせガソリンが使えない!

メディアのお遊びレースだとしても、4時間を無事に走りきるのは大変です。総ガソリン量は60Lしか使えません。燃費計とガソリン残量を逐一報告してもらい、回転を押さえて走らないと完走が難しくなってきました。当然、終盤に近付くと全車、燃費走行をしてきます。計算を間違えるとコース上でストップ…2016年のSYE号はガス欠ストップ、リタイアでした。

4時間後のゴール!
ボス清水さんの超燃費走行で完走、7位ゴールでした!

我チームは清水→森田→齊藤→古場と繋ぎ、ガソリン残量がメチャクチャ厳しい中、1番の耐久レース経験者清水さんの「やれば出来るコ!」超燃費走行に最後の40分間を託し、無事にチェッカー! 順位は7位のシングルフィニッシュ!!

え~っと、ライバル?のモリゾウ選手率いる「トヨタイムズ号」は素晴らしいレース展開の末、2位表彰台。ちょっと悔しい(笑)。

ゴール後の清水さん
ラストスティントはさすが清水さん!という、素晴らしい燃費走行でした! ちなみに、あたしの手にあるのがタオル…代わりの新品未使用ウエス!

4時間なんかホントにあっという間でした。チェッカーフラッグを受けるときは全員でガッツポーズ&ボス清水さんを迎えてみんなでハグ大会!

ゴール!
ココに#55を掲示させたかったのです。やったね!

あたしは?といえば、またも冷たく冷やしたタオル代わりのウエス(もう一度言います、新品未使用です!)でボスの体を冷やすのがお仕事。と、お隣のカートップ号ピットでボス清水さんとふたり、ソフトクリームをゴチになりました。

カートップピット
お隣のカートップ号ピットにはソフトクリームマシンが! ご馳走様でした~。

なんか忘れていたなぁ、第1回大会で感じたこのやり遂げた感。2020年、リベンジしてやる~!…っていうふうに思わせ続けて30年なのかも。メディアの皆さんもこーやってハマってしまったんですね。あ~楽しかった!

メディ耐リザルト
予選8位、決勝7位の我が頑固一徹レーシング。1位はJ-wave号、2位にトヨタイムズ号が入りました。おめでとうございます!

(文:永光 やすの/画像:吉川 正敏・伊藤 嘉啓・鈴木 慎一・永光 やすの)