MotoGP:マルケス、地元アラゴンでタイトルを大きく手繰り寄せる勝利。「戦略に確信があった」

 マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がMotoGP第14戦アラゴンGPでチャンピオン獲得に王手をかけた。グランプリ参戦200戦目となった地元、アラゴンGPは他を寄せ付けないウイークとなり、独走のポール・トゥ・ウインで2019年シーズン8勝目を挙げた。

「完ぺきな週末だった」と、マルケスは決勝レース後のプレスカンファレンスで開口一番に語った。その言葉どおり、アラゴンGPの強さは圧倒的だった。初日は2番手のマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)に対し1秒以上の差をつけるトップタイムをマーク。予選ではミスがあったと言うが、それでもポールポジションを獲得した。

 ポールポジションスタートの決勝レースでは、1周目から飛び出すとそのままレースをリード。オープニングラップにして1秒以上のアドバンテージを築くマルケスに、追従できる者はいなかった。2番手との差を最大で6秒以上に広げ、言葉どおりパーフェクトな形でトップチェッカーを受けた。

「戦略と、やらなければならないことを把握し、確信があった。ピットを離れたときからフィーリングもよかった。だから、レース序盤から攻めて、4秒か5秒のギャップを築いていけると思っていたんだ。あまり攻めすぎずにね」

「(2番手を走っていた)ビニャーレスが少し近づいてきたときには、2周か3周、もう少しプッシュしてアドバンテージを安定させたよ」

 マルケスは「簡単そうに見えたかもしれないけれど、そうじゃない。僕たちは限界を探るべくこの週末は懸命に働いた」と言う。その苦労を感じさせないあたりが、マルケスの強さを物語る。

 アラゴンGPは自身にとってロードレース世界選手権参戦200戦目。節目のグランプリを優勝で飾った。さらにこの勝利で、マルケスは2019年シーズンのチャンピオンを大きく手元に引き寄せた。

 チャンピオンシップのポイント数は2番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)に対し98ポイント差をつけている。次戦タイGPでマルケスが優勝すればドヴィツィオーゾがどのようなポジションでゴールしてもチャンピオンが決定。優勝ならずとも、ドヴィツィオーゾに対し2ポイント差の位置でフィニッシュすれば、最高峰クラスで6度目のタイトルに輝くことになる。

アラゴンGPは独走でポール・トゥ・ウインを飾ったマルケス。タイGPでのタイトル獲得なるか
アラゴンGPは独走でポール・トゥ・ウインを飾ったマルケス。タイGPでのタイトル獲得なるか