ニッサンGT-Rで初勝利の平手晃平「水の少ない時に履けるタイヤが功を奏した」/第7戦SUGO GT500優勝会見

 9月22日に行われた2019年スーパーGT第7戦SUGOの決勝レースを終え、シーズン初優勝を飾ったCRAFTSPORTS MOTUL GT-Rの平手晃平とフレデリック・マコヴィッキィが優勝会見で決勝の戦いを振り返るとともに、勝利の喜びを語った。

CRAFTSPORTS MOTUL GT-R

平手晃平

「2019年からニッサンに移籍してシーズンを戦ってきて、速さはあったのに結果につなげられないレースが3戦続いていました。気持ち的に苦しい状態でしたが、それでもニスモ、ミシュラン、チームがなんとか結果を残そうという気持ちでSUGO大会に来ました。最終的にはすばらしい勝ち方ができて、GT-Rの2019年シーズン初優勝を飾れました。チームのGT500初表彰台も優勝で飾れて、それに自分が貢献できたことをすごくうれしく思っています」

「スタート前に雨が降り始めたので、周りの状況と自分たちの経験を踏まえ、自分たちの持っている一番ベストなタイヤを履くことにしました。選んだタイヤはウエットではなくミシュランが持っているダンプタイヤといって、水の少ない時に履けるタイヤです。それが功を奏して前半は良いペースで前を追いかけることができました」

「後半のフレデリックに対してもコース状況、タイヤ含めていいアドバイスができましたし、今日のチームの仕事に100点満点つけたいと思います」

平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)
平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)

「(レクサスからニッサンに移籍しての初勝利について)2019年は僕にとって新たなチャレンジ、大きな移籍をしました。そこで結果を残したかったのですが、レクサスが強いレースが続き、SNSにもファンのみなさんから厳しいコメントがありました。この優勝は応援してくださるファンの方々、僕を選んでニッサンに入れてくれたニスモのみなさんに大きな恩返しができたと思います」

「SUGOでの優勝はすごくうれしいのですが、これに甘んじず、最終戦もてぎでも結果を残したいです。僕たちはチャンピオンシップは関係ありませんが、最終戦はノーウエイトで戦えるレースなので、しっかり結果を残して、2020年に繋げていきたいです」

フレデリック・マコヴィッキィ

「気分はもちろん最高だよ。コウヘイが言ったように、ここ3レースはクルマがすごく良かったし、細かいところまでうまくセッティングすれば結果を出せるという状況だったんだ。今回は細かいところまで完ぺきにまとめることができたと考えている。僕たちのパッケージは雨でのペースも良く、(雨のレースとなった)開幕戦岡山と第2戦富士でも実力を見せていたと思っている。表彰台に上がれて、そして優勝できて本当によかったよ」

「コウヘイが走っていたときの状況を見て、ペースがよかったから、そのままクルマを渡してくれればいけると思っていた。セーフティカーが入ったことによって、すべてのクルマがまとまってからのリスタートになったことも、うまく利用することができた」

フレデリック・マコヴィッキィ(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)
フレデリック・マコヴィッキィ(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)

「僕たちだけじゃなくて、GT500は本当にタフなコンディションだったし、僕たちはそのなかで実力をすべて出せたと思う。ニッサンやミシュランは本当にすばらしい仕事をしてくれた。8レースしかないなかで、優勝することは本当に難しいことだから光栄に思っているよ」

「僕のスティントでも同じようにダンプタイヤを選択した。晃平からアドバイスを受けて、そのままで行けるんじゃないかと思い、ウエットタイヤではなく、そのままキープしたんだ。終盤では雨がかなり降っていたけど、今回、僕たちの戦略はダンプタイヤでの戦略だったからマネージメントはできたよ。ダンプタイヤとは言え、広い作動領域があるから、雨が多く厳しい部分もあったけど十分対応できた。

「2019年は僕たちにとって新しいプロジェクトだった。2018年はニスモもミシュランもかなり苦戦したから、2019年は新たな戦略と見方でアプローチしたんだ。それを早く証明したかったけど、半年は結果を出すことができなかった」

「クルマは非常に良くなっていたから、今回、それを示すことができたのは僕たちにとって重要だった。新プロジェクトが成功しているところを示せて本当によかったよ。残念ながら2019年はチャンピオンシップを戦うことができない。だけど、最終戦はいいレースをしたいと思っているし、来年に向けていいスタートができるように状況を続けていきたい」

フレデリック・マコヴィッキィ(左)と平手晃平(右)
フレデリック・マコヴィッキィ(左)と平手晃平(右)