フェラーリF1のルクレール、今季5度目のポール「まさかここでメルセデス&レッドブルに勝てるとは。新パッケージが効果を発揮」

 2019年F1シンガポールGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは今シーズン5回目のポールポジションを獲得した。

 不得意と思われていたハイダウンフォースコースだが、フェラーリはFP3で速さを発揮、ルクレールがトップタイムをマークした。Q1では3番手だったルクレールは、Q2で最速タイムをマーク。Q3では、1回目のランでチームメイトのセバスチャン・ベッテルが記録した暫定ポールタイムを、最後のアタックラップで破り、ポールポジションを手に入れた。2番手ルイス・ハミルトンとの差は0.191秒、3番手ベッテルとの差は0.220秒だった。

 ライバルたちが驚いたフェラーリの好調さに、チーム代表マッティア・ビノット自身も「期待していた以上にうまくいった」と語っている。
「ここに持ち込んだ新しいエアロパッケージが効果を見せたことは喜ばしいが、それ以上に重要なのは、開発の方向性が正しいと分かったことだ。自分たちの弱点を特定し、それに対処しつつあることに安堵している。この作業は来年にも役立つだろう」

2019年F1第15戦シンガポールGP土曜 シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2019年F1第15戦シンガポールGP土曜 シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 予選=1番手
 シンガポールは難しい週末になると予想していた。昨日はマシンに苦戦していたし、自分のドライビングにも満足していなかったんだ。でも、まだ引き出せるものがあることは分かっていたので、今日より良い仕事をするために、自分自身が改善すべき部分に焦点を当てていた。

 ポールポジションなんて手の届くところにあると思っていなかったけれど、FP3でマシンが生き生きとしてきて、素晴らしい感触になった。マラネロのファクトリーで働く皆が、驚くべき仕事をしてくれたおかげだ。彼らがこのコースで必要なハイダウンフォース仕様のパッケージを用意してくれたからこそ、この結果が可能になった。

(Q3の)アタックラップそのものは完璧ではなかった。いくつかミスを犯したし、間一髪という場面もあった。こんな結果になるなんて驚きだよ。引き続き懸命に取り組んで、集中していく。

 ここはオーバーテイクが難しいから、僕にとってはレースのスタートが最も重要なポイントになる。エキサイティングなレースになるといいね。

(formula1.comのインタビューで語り)土曜になればパフォーマンスをもっと引き出せると分かってはいたが、まさかメルセデスやレッドブルにチャレンジできるとは思ってもいなかった。本当に驚いている。ここに持ち込んできた新しいパーツがきっちり機能した。

 僕自身は、昨日はマシンにいい感触を持てずにいたが、(改善のために)努力を重ね、それが報われたと思っているから、その点でも満足している。