欧州GTシリーズに向けて、ATSがリーズナブルなサーキット専用モデルを投入

欧州GTシリーズに向けて、ATSがリーズナブルなサーキット専用モデルを投入

ATS Corsa RR Turbo

ATS コルサ RR ターボ

ATSが新たにモータースポーツディビジョンを設立

イタリアのスポーツカーメーカーであるATSアウトモビリは、新たにモータースポーツディビジョン「ATSコルサ」を立ち上げ、自社開発したサーキット専用モデル「RRターボ」を公開した。今回、ドラゴンをロゴマークとして採用したATSコルサは、竜のごとく荒々しいパワーと強さを備えたスポーツカーを今後も送り出していくという。

サーキット走行用に専用開発されたRRターボは、FIA規定に準じた仕様で開発されており、様々なスペシャルパーツが組み込まれた状態でマシンを購入することが可能。オーナードライバーやチームは、そのままの状態でニュルブルクリンク耐久シリーズや、ヨーロッパ各国で開催されているヒルクライムにエントリーすることができる。

600psにまでチューンされたホンダ製2.0リッター直4ターボを搭載

ミッドに搭載されるパワーユニットは、ATSコルサによってチューンされたホンダ製2.0リッター直列4気筒ターボエンジン。ターボはギャレット製が採用され、最高出力600ps&最大トルク530Nmを発揮。3MO FTX製パドル付き6速シーケンシャルギヤボックスを介してリヤを駆動する。

軽量クローム モリブデン スペースフレーム シャシーにFIA規定によるロールケージが組み込まれ、過酷なサーキット走行にも耐えうる高い剛性レベルを実現。さらに軽量化も追求されており、2.86lbs/hpという素晴らしいパワーウエイトレシオを達成している。

足まわりには、コクピットのタッチスクリーンディスプレイを介して調整可能な電子トラクションアブソーバー付きプッシュロッド式サスペンションを採用。ブレーキはベース仕様がブレンボ製4ピストンキャリパー+スチールディスクとなり、オプションで軽量モノブロックキャリパー+カーボンセラミックディスクも用意されている。

ベース仕様11万ユーロという破格のプライスタグ

ATSのデザイン・エンジニアリング部門によって開発されたRRターボは、イタリアの伝統的な価値観に則っており、サーキット専用モデルでありながらも最上級のグランツーリスモのような美しいエクステリアを備えている。また、開発に際しては、ミシュラン・モータースポーツ、ナルディ、サイコム、テクノギア、トラクティブ・サスペンションといったATSのテクニカルパートナーによるサポートを受けている。

ベース仕様の税別価格は、レーシングカーとしては破格の11万ユーロ(約1300万円)。ヨーロッパにおけるデリバリーは2020年春以降を予定している。