FIA-F2:ファン-マヌエル・コレア、人工的な昏睡状態で肺の回復を促し、足の手術へ

 8月末のスパ・フランコルシャンでの大事故で重傷を負ったFIA-F2ドライバーのファン-マヌエル・コレアの容体について、彼のマネジメントチームが新たな声明を発表した。現在もロンドンの病院の集中治療室で治療が続けられており、肺の状態には徐々に回復が見られているが、足の怪我が懸念材料であるという。

 第9戦ベルギーのレース1においてオー・ルージュの出口で多重クラッシュが発生、ザウバー・ジュニア・バイ・チャロウズのドライバーであるコレアはこれに巻き込まれた。この事故では仲間のドライバーのアントワーヌ・ユベールが命を落としている。

 コレアは最初はベルギーのリエージュの病院に入院、その後は航空機でイギリスの病院の専門ユニットに搬送され、深刻な呼吸不全の処置が行われた。呼吸不全は高速での事故で怪我を負った際によく見られる症状だ。

 今週、コレアのマネジメントチームから、彼の容体についての新たな声明が発表された。コレアは、引き続き、肺の負担をなくして傷を回復させるために、継続して人工的な昏睡状態に置かれているという。

 声明によると、コレアの肺の状態には回復が見られているが、彼の呼吸は体外式膜型人工肺(ECMO)と人工呼吸器によって引き続き支えられているという。

 また今回の声明からは、コレアの足の怪我についての懸念が明らかになった。コレアに呼吸の問題があるため、彼がさらに回復するまで、足の手術をすることができないからだ。

 下記はコレアの容体についての声明の全文だ。

「ファン-マヌエルは今も集中治療室で人工的な昏睡状態にある。彼の肺は徐々に回復してきているが、彼の呼吸機能は引き続き体外式膜型人工肺(ECMO)と人工呼吸器に支えられている」

「ファン-マヌエルの足の怪我は重要な懸念事項であり、彼の肺が手術に耐えるのに十分な回復を遂げた後、ただちに足の手術を行う予定だ」

「新たな情報については、入手次第公表する」

 2019年のFIA-F2でコレアは、2度表彰台を獲得している。今年になってアルファロメオF1チームの開発ドライバーに任命され、事故の1週間前にはフランスのポール・リカール・サーキットで、アルファロメオの育成プログラムの一環としてのテストに参加していた。

 チームのテストドライバーであるタチアナ・カルデロンとともに、コレアは2013年仕様のV8ザウバーC32をドライブした。

「F1マシンをドライブするのは、7歳の時以来の僕の夢だった」とテストの際にコレアは語っている。「ついにコクピットに座ることができて、ものすごく興奮しているよ」