後輪駆動の復権か? 「ホンダe」とVW「ID.3」の意外な共通点【フランクフルトモーターショー2019】

●もしかして、時代は後輪駆動なのか?

ホンダ「HONDA e」、フォルクスワーゲン「ID.3」、MINI「クーパーSE」そしてショー直前に発表されて実質的にショーが一般お披露目となったポルシェ「タイカン」。ドイツで開催されているフランクフルトショーの会場を歩くと、市販EVが目立ちました。

そのなかでも、現実的EVとして注目なのはHONDA eとフォルクスワーゲンの渾身の量産EVのID.3でしょう。タイカンは市販モデルとはいえ値段からいって縁遠い存在だし、クーパーSEは見慣れたボディなので新しさが感じられませんでしたね、残念ながら。

正式発表されたHONDA e。乗用車としてはS2000以来の後輪駆動だ

ホンダとフォルクスワーゲンのEVはいずれも2ボックスハッチバックで、HONDA eはコンパクト、ID.3はひとまわり大きなゴルフサイズ。いずれも新時代のベーシックカーとして考えられているわけですが、その2台にはボディタイプ以外にも気になる共通点がありました。

それは、駆動方式。コンパクトカーのハッチバックといえば、普通はパッケージングを求めて前輪駆動とするわけですが、HONDA eもID.3も後輪駆動なのです。スポーツカーみたいに。

フォルクスワーゲンの渾身の電気自動車ID.3

HONDA eの開発責任者を務める人見さんに尋ねたところ「大きなタイヤを履いてもハンドルがしっかり切れて小回りが効くようにという目的もあるけれど、走りを楽しむためでもある」のだとか。フォルクスワーゲンがID.3を後輪駆動とした意図は確認できませんでしたが、もしかして時代は後輪駆動なのでしょうか?

(工藤貴宏)