FIA-F2第10戦イタリア レース2:エイトケンが2勝目。松下は3番手フィニッシュもミスで5位に。佐藤も健闘

 9月8日、2019年FIA-F2第10戦イタリアのレース2が開催され、ジャック・エイトケン(カンポス)がポール・トゥ・ウィンで第7戦イギリス以来の2勝目。日本の松下信治(カーリン)は3番手でフィニッシュするもペナルティで5位、佐藤万璃音(カンポス)は11位だった。

 スプリントレースとなる決勝レース2の規定周回数は21周、ピット義務はなし。レース開始約1時間半前に降った雨の影響もあり気温15.9℃、路面温度16.4℃と肌寒いコンディション。レコードラインはくっきりと見える路面状況で17時50分にフォーメーションラップがスタートした。

 ポールポジションはエイトケン、2番手にジュリアーノ・アレジ(トライデント)、3番手はジョーダン・キング(MPモータースポーツ)。フィーチャーレースのレース1で優勝した松下は8番手から、佐藤は12番手から上位入賞を目指す。

 そしてレースはスタート。エイトケンがホールショットを奪い、後方ではキングが一つポジションを上げ2番手へ。またルカ・ギオット(ユニヴィルトゥオーシ)が接触の影響でマシンに振動が発生。後退することとなった。

 5周目、4番手のカラム・アイロット(ザウバー・ジュニアチーム)が前を行くアレジを捉え3番手に浮上。後方ではミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)がファステストラップを記録、日差しが差し込み好転する路面でペースを上げてきた。

 そしてキングとエイトケンが急接近。1コーナーのシケインでキングが前にでる。その直後、第2シケインで行き場を失ったエイトケンがコースオフ。縁石を乗り越えながらコースへ復帰する。また5番手を争っていたセルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)とギオットが接触。7周目にVSC(バーチャル・セーフティカー)が導入された。

 フロントウィングを壊したギオットはピットイン。リヤタイヤを切りスピンしたセッテ・カマラはここでレースを終えてしまった。

 VSCが解除された9周目の1コーナー、トップのキングのスリップについていたエイトケンがマシンを横に出しサイドバイサイドに。そしてシケインを抜けてエイトケンが首位奪還に成功する。

 先頭の2台が争っている間に後方からアイロットが接近。11周目にエイトケンが第2シケインでオーバーランした際にアイロットがキングを抜いて2番手へ。この3台は0.6秒ほどの間隔を保ちながら周回。

 また5番手まで順位を上げてきた松下にVSC中の違反の裁定が下り5秒加算ペナルティを受けてしまう。松下からトップのエイトケンまでの5台は0.5秒ほどの間隔で走行しており、どこまで順位を上げマージンを築けるのかに注目が集まった。

 残り4周となった18周目の1コーナー、4番手を走っていたデ・フリースがブレーキングで左フロントタイヤをロックさせオーバーラン。すぐにコース復帰するも濡れた芝生の上を走行したためタイヤのグリップ力が低下、この隙を見逃さなかった松下が4番手に浮上する。

 初優勝を目指す2番手アイロットは0.755秒差の首位エイトケンを追い抜くべくファイナルラップの1コーナーでハードブレーキング。しかしタイヤをロックさせオーバーラン。マシンをスピンさせレースを終えることになった。
 
 猛攻を振り切ったエイトケンがトップチェッカー、2位にはキングが入った。松下は3番手でフィニッシュするも上述のとおり5秒加算ペナルティとなって5位に。3位にはデ・フリースが入った。

 また実質FIA-F2のレース2デビュー戦となった佐藤は11位でフィニッシュしており、今後への期待が高まる結果となった。

 第10戦イタリアレース2終了時点のポイントランキングトップはニック・デ・フリース(ART)が225ポイント、2番手に166ポイントのラティフィ、3番手に155ポイントのギオット。松下は4ポイント加算し116ポイントの6番手となっている。

 次戦ロシアは日本時間9月27日(金)〜9月29日(日)に行われる。

松下信治(カーリン)
松下信治(カーリン)

佐藤万璃音(カンポス)
佐藤万璃音(カンポス)

■FIA-F2第10戦イタリア 決勝レース2 リザルト

Pos. No. Driver Team Time/Gap Start Pos.
1 15 J,エイトケン カンポス 21Laps 1
2 16 J.キング MPモータースポーツ 2.764 3
3 4 N.デ・フリース ART 6.530 6
4 7 Z.グアンユー ユニ ヴィルトゥオーシ 7.612 17
5 2 松下信治 カーリン 8.189 8
6 9 M.シューマッハー プレマ・レーシング 8.541 14
7 20 G.アレジ トライデント 12.851 2
8 1 L.デルトラズ カーリン 13.389 16
9 3 N.マゼピン ART 13.941 11
10 6 N.ラティフィ ダムス 23.091 13
11 14 佐藤万璃音 カンポス 29.564 12
12 11 C.アイロット ザウバー・ジュニアチーム 41.390 5
13 17 M.ラフーナサン MPモータースポーツ 52.478 10
14 18 T.カルデロン BWTアーデン 53.021 15
15 8 L.ギオット ユニ ヴィルトゥオーシ 1’32.691 7
10 S.ゲラエル プレマ・レーシング DNF 9
5 S.セッテ・カマラ ダムス DNF 4