FIA-F2:ベルギーでクラッシュしたコレア、呼吸不全を発症し意図的な昏睡状態へ。重体ではあるものの容態は安定

 8月31日に行われたFIA-F2第9戦ベルギーレース1で大クラッシュに巻き込まれたファン-マヌエル・コレアが所属するザウバー・ジュニアチームは、彼が入院中のイギリスの病院で呼吸不全を発症したことを発表。コレアは意図的な昏睡状態にあり、容態は安定しているという。

 同レースはスタート直後の2周目に複数のマシンが絡む多重クラッシュが発生。BWTアーデンから参戦していた22歳のフランス人ドライバーのアントワーヌ・ユベールが急逝、クラッシュに巻き込まれ宙を舞ったコレアも両足の骨折と軽度の脊椎損傷が判明。

 レース後にスパ近郊の病院で治療を受けたコレアは専門治療を受けるべく、先週の前半にイギリスの病院へ転院していた。しかしそこで急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、呼吸不全を発症してしまった。

 これを受けコレアの家族はチームを通じて声明を発表した。

「まず私たちの息子に代わり、無事と早期回復への祈りを届けてくれたモータースポーツ内外すべての皆さまに心より感謝申し上げます。ファン-マヌエルが自身のソーシャルメディアを確認できれば、彼に対するメッセージをすべて知れると思います」

「真っ直ぐで誠実なファン-マヌエルの人柄を尊重したうえで、容態の進捗を報告したいと考えます。時間が進むにつれ、ベルギーでの大きな衝撃により新たな合併症を引き起こしました。ロンドンに到着した後、ファン-マヌエルは急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を患いました。これは強い衝撃を受けた時によく見られる症状です」

「残念ながら、この病によってファン-マヌエルは呼吸不全の状態になっています。現在ファン-マヌエルは呼吸器の損傷を治癒するための集中治療室に身を置いています。ECMO(人工肺を用いた心肺補助システム)のサポートによりファン-マヌエルは意図的な昏睡状態にあります。なお、重体ではあるものの容態は安定しています」

「私たちの息子はこれまで、いつも驚異的な力で戦い抜いてきたように、今回も私たちを驚かせ、そして完璧に回復することを強く信じています」

「現在わたしたちはプライバシーの尊重をお願いしています。私たち家族はファン-マヌエルのために全力で寄り添う必要があるのです」

「マリア、そして私はこの場をお借りしてユベールのご家族に哀悼の意を表します。私たちも心を痛めていますが、ご家族が感じる彼を失った痛みは想像することしかできません」