ランボルギーニ初のハイブリッドスーパースポーツ「シアン」発表! 63台限定

ランボルギーニ初のハイブリッドスーパースポーツ「シアン」発表! 63台限定

Lamborghini Sian

ランボルギーニ シアン

カウンタックからインスピレーションを得たデザイン

ランボルギーニは、2019年9月12日〜22日に開催されるフランクフルト・モーターショー(IAA)において、同社初のハイブリッドスーパースポーツ「シアン」を公開する。

“史上最速のランボルギーニ”という称号が与えられたシアンは、ブランドのDNAを継承しながらも新しい時代を感じさせる未来的なデザインが与えられた。ランボルギーニの象徴的な自然吸気V型12気筒エンジンに、ユニークなハイブリッドテクノロジーが組み合わせられ、並外れた動力性能を発揮しながらも将来的な電動化にも対応する。

その先進的なデザインは名匠マルチェロ・ガンディーニが手がけたカウンタックからインスピレーションを得ながら究極のエアロダイナミクス性能が取り入れられた。

ボロネーゼの方言から採用されたネーミング

アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOのステファノ・ドメニカリは、シアンの発表に喜びを隠さない。

「シアンは我々の可能性を象徴するモデルです。ハイパースポーツらしいアグレッシブなデザインや最先端のテクノロジーだけでなく、ハイブリッド技術が必要不可欠な時代が訪れたとしても、スポーツカーブランドとしてランボルギーニが続いていく可能性を示したモデルです」

「シアンはランボルギーニにとって電動化への最初のステップであると同時に、次世代型V12エンジンを初めて搭載するモデルです。シアン(Sian)とは、ボロネーゼの方言で『閃光』もしくは『稲妻』を意味します。つまり、ランボルギーニにとって初の電動モデルであることを示しています。そして、我々のホームタウンとの強い結びつきも込めました。我々はシアンとともに、これからの未来も伝説的なスーパースポーツブランドであり続けます」

ハイブリッドシステムによる強大なパフォーマンス

アウトモビリ・ランボルギーニでチーフテクニカルオフィサーを務めるマウリツィオ・レッジャーニは、シアンについて以下のように説明した。

「シアンは非常に限られたシリーズではありますが、将来のデザインとテクノロジーに対するプレゼンテーションでもあります。私たちはランボルギーニ製スーパースポーツに最適なハイブリッド技術を開発するという、電動モデルに向けた最初の課題に挑戦しました」

「ランボルギーニは本質的に常識破りな存在です。いつだって挑戦者ですし、常により良い解決策を模索し突き進んできました。新しいテクノロジーには新しいルールが存在します。その結果、このシアンが誕生しました。ハイブリッド化だけでなく、世界初のスーパーキャパシタ技術も含まれています」

高効率・軽量のスーパーキャパシタを蓄電に採用

シアンにV12エンジンが採用されたことは、これからもランボルギーニの頂点にV12エンジンが君臨することを意味している。現在も次世代パワートレインの開発が続いており、そこにはユニークな軽量ハイブリッドシステムが組み合わせられることになる。

34hpを発揮する48Vの電気モーターはギヤボックスに組み込まれ、レスポンスとパフォーマンスアップに貢献。このモーターはリバースや駐車時など低速時にも活用される。

今回、蓄電方法はリチウムイオン電池ではなく、スーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)が採用された。ランボルギーニは始動用エネルギーとしてアヴェンタドールにスーパーキャパシタを搭載しているが、今回のシステムは同じ重量のリチウムイオン電池と比較して3倍の容量をもつ。つまり同規模の容量であれば1/3の重量で済むということである。

スーパーキャパシタはコクピットとエンジンルームの間のバルクヘッドに配置されており、完璧な重量配分が確保された。スーパーキャパシタとモーターによる電動システムの重量はわずか34kg。この結果、1.0kg/hpという驚くべきパワーウェイトレシオを実現した。

アヴェンタードールSVJを凌ぎ、ランボルギーニ最強の819hp

チタン製吸気バルブを組み込んだV型12気筒エンジンは785hp(577kW)を発揮。ハイブリッドシステムからの34hpが加わったことで、システム出力はランボルギーニ史上最高出力となる819hp(602kW)を誇る。現行モデル最強のアヴェンタドール SVJをも上回り、最高速度は350km/h超を喧伝する。

シアンにはランボルギーニが独自開発した高度な回生ブレーキシステムも搭載されている。ブレーキング時にスーパーキャパシタに蓄えられたエネルギーは、即座に利用可能なパワーブーストとなり、抜群の加速力を供給する。0-100km/h加速は2.8秒未満。30-60km/hの加速時間はアヴェンタードール SVJと比較して0.2秒、70-120km/h加速は1.2秒も短縮されたという。

ランボルギーニの創業年である1963年にちなみ、生産台数は限定63台。フランクフルトでのワールドプレミアを前にして、生産分すべてがソールドアウトしている。