「頑固・清水和夫」の2018オレのNo.1「メルセデス・ベンツC200アヴァンギャルド」は、48Vの先駆者であり1.5Lとは思えない上質さだった【頑固一徹 和・試乗】

国際自動車ジャーナリスト・清水和夫さんの試乗を動画で楽しめる「頑固一徹テスト」シリーズ、その記念すべきVol.1が、今回お届けする「メルセデス・ベンツC200アヴァンギャルド」です。

清水さんが試乗したC200アヴァンギャルドのフェイスリフトは、2018年7月に発表と1年以上も前のものになりますが、あの頑固・清水さんが「2018年のマイベストピック!」と断言したこのC200試乗を今、あらためてclicccarで回想してみましょう。

頑固一徹 和試乗タイトル
2018一番のお気に入り、メルセデス・ベンツC200アヴァンギャルド試乗、スタートです!

■Cクラスならではの乗りやすさと高級感ある「メルセデス・ベンツC200アヴァンギャルド」はオレの2018ベスト1!

●EQブーストでモーターの恩恵を頂くマイルド・ハイブリッド

C200アヴァンギャルドの走り
頑固・清水和夫の2018No.1!というC200アヴァンギャルド。

さぁ、Cクラスです。今回はフェイスリフトですけど、約6500点もの部品を換えたとか! 最近、メルセデスはこのテをよくやるんですよね。単なるフェイスリフトですが、フルモデルチェンジに近い変更を受けたということです。

このクルマは、メルセデスのサブブランドでいうところの「EQシリーズ」。EQっていうのは、電気自動車が「EQ」、プラグインハイブリッドを「EQパワー」、そしてもうひとつ、サブ電源の48Vを使ったシステムをメルセデスの新しい定義では「EQブースト」と呼んでいます。

48Vモーター部分
C200は48Vの先駆者です。

ブーストっていうと48Vのモーターチャージャーでタービン過給時のタイムラグのところを補う、いわゆる「電動モーターチャージャー」みたいなものと、もうひとつはこのクルマ、BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)、オルタネータにゴムベルトがかかっていて、そこのオルタネータをモーターと見立てれば、エンジンをスタートすることもできるし、回生エネルギーをとることもできる。

48Vですからね、12Vの4倍ですよ! 出力は電圧×電流。電圧が4倍になると出力4倍になるんです。4倍になったらあの小っちゃいオルタネータみたいなモーターでもタイヤを2〜3回転させるくらいはできるんでしょうね。

●AクラスとCクラスの違いは100ccの差だけではなく、クオリティがまったく違うのです!

ところで最近、Aクラスが出てきたんですけど(当時)、Aクラスは1.4L、このエンジンは1.5L。どう違うのか?というと、コチラは実はCクラスに搭載させるためメルセデスのクオリティに合うように、かなり「意志を入れて作ったエンジン」なんです。

C200アヴァンギャルドのエンジン
1.5LターボのC200アヴァンギャルド・エンジン。

Aクラスのほうは横置き1.4L。実はルノーと共同開発したタイプで、トランスミッションもAクラスはDCTツインクラッチ。メルセデスはツインクラッチを持っていないので、あれはルノー製だということが分かります。C200はトルコン9速ATにBSGがついています。

ですから排気量だけ見たらAクラス1.4L、Cクラス1.5L、100ccしか違わないね!っていう感じになっちゃいますけど、実は中身は全く違うんです。Aはメルセデスのラインの中で言えばエントリーラインですから比較的、安価に作られています。その差がどこにあるかというと、実は細かいところに乗りやすさとか高級感が随所に潜んでいます。

C200アヴァンギャルドのリヤビュー
やっぱりCクラスだね!と思わせるリヤビュー。

●コンフォートでもサスペンションはしっかりもの!

スポーツ+モードで走るとトランスミッションの制御が変わって、よりエンジンの回転を上げて出力とトルクを最大で使うようなロジックに切り替わります。その下には普通のスポーツと、コンフォート。コンフォートでもそんなにベロベロに柔らかいサスペンションという感じではないですね。

このC200は私が選ぶ2018年のベストピックです!

試乗する清水和夫さん
48Vの先駆者、1.5Lのハイクオリティ・エンジンはさすがメルセデス・ベンツです。
C200アヴァンギャルドの総合得点
総合評価は14点で星5ツ!
評価ポイント
評価ポイントは4点/5点/5点と高評価です。

(試乗:清水 和夫/アシスト:永光 やすの/取材協力:メルセデス・ベンツ日本)

【SPECIFICATIONS】
車名:メルセデス・ベンツ C200 AVANTGARDE
ボディサイズ:全長4690mm×全幅1810mm×全高1425mm
ホイールベース:2840mm
トレッド:フロント1565mm/リヤ1550mm
車両重量:1550kg
エンジン:直列4気筒DOHC ターボ
エンジン排気量:1496cc
ボア×ストローク:80.4×73.7mm
最高出力:135kW(184ps)/5800〜6100rpm
最大トルク:280Nm(28.6kgm)/3000〜4000rpm
トランスミッション: 電子制御9速AT
駆動方式: 後輪駆動(RWD)
サスペンション:F 4リンク/R マルチリンク
ブレーキ:Fベンチレーテッドディスク/Rベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ: 225/50R17(前後とも)
車両本体価格(税込):5,520,000円

C200アヴァンギャルドのエンブレム
C200アヴァンギャルドのエンブレム。

【清水 和夫 プロフィール】
1954年生まれ東京出身/武蔵工業大学電子通信工学科卒業

清水和夫プロフィール
「頑固一徹 和」こと清水和夫さん、通称:シミちゃん。愛犬のココちゃんと!

1972年のラリーデビュー以来、国内外の耐久レースに参加する一方、国際自動車ジャーナリストとして活動。自動車の運動理論・安全技術・環境技術などを中心に多方面のメディアで執筆し、TV番組のコメンテーターやシンポジウムのモデレーターとして多数の出演経験を持つ。

【頑固一徹試乗とは?】
国際モータージャーナリスト、清水和夫が斬る試乗インプレッション『頑固一徹テスト』。頑固一徹・清水和夫が独自の目線でチョイスした新型モデルを、パワートレイン、シャシー性能、ヒューマンマシンインターフェイス(HMI)の3分野で評価、採点し、その合計点によって5段階で評定します。

■頑固一徹 総合評価指数
1〜3点→★(評価1)
4〜6 点→★★(評価2)
7〜9点→★★★(評価3)
10〜12点→★★★★(評価4)
13〜15点→★★★★★(評価5)

■頑固一徹テスト 試乗インプレッション
評価軸(3項目)&評価ポイント
パワートレイン 5段階評価(1〜5点)
シャシー性能 5段階評価(1〜5点)
ヒューマンマシンインターフェイス 5段階評価(1〜5点)