負傷かかえるホンダ高橋巧が5連続ポール。水野が3番手でJSB1000初フロントロウ/全日本ロード第5戦

 全日本ロードレース選手権JSB1000クラスは8月17日、ツインリンクもてぎで第5戦の公式予選が行われ、高橋巧(Team HRC)がポールポジションを獲得した。

 JSB1000後半戦の緒戦となる第5戦は1レース制での開催となる。予選はQ1、Q2のノックアウト方式。Q1は全車出走で30分間タイムアタックが行われ、上位10台がQ2へ進出。Q2では20分間のタイムアタックを行いポールポジションを争う。また、予選中はタイヤの使用本数が設けられており、フロントとリヤ各2本ずつ2セットを使用することができる。

 前日16日に行われたART合同走行で総合トップとなったのは1分48秒949をマークした中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。総合2番手は1分48秒962で水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)、総合3番手は1分49秒173で渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)と続いた。

 現在ランキングトップの高橋巧(Team HRC)は1分49秒339で総合5番手。全日本ロードレース選手権のオフィシャルファンサイトによれば、高橋はプライベートテストでマシントラブルのために転倒し、右足の腓骨を骨折。すぐに入院しリハビリを行い、今週の火曜日に退院したばかりだという。

 JSB1000の予選Q1は、全日本F3選手権予選での赤旗中断により15分遅れの12時15分からスタート。太陽が照りつける夏の厳しい暑さのなか、手元の計測で気温33度、路面温度44度のドライコンディションで全車がコースインしていった。

 まずは高橋が1分49秒925をマークして早々に1分49秒台に入れる。その後、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が1分49秒519でトップに立つが、高橋はすぐにタイムを更新し、1分49秒461でトップを奪い返す。

 セッションが5分を経過したところで、水野が全体ベストを更新しながら周回。1分49秒142を記録し、高橋巧のタイムを塗り替えてトップに立った。

1コーナーに飛び込む水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)
1コーナーに飛び込む水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)

 Q1の折り返しとなる15分が経過した時点のトップは水野と変わらず。2番手は1分49秒297で野左根、3番手に1分49秒381で中須賀。高橋は4番手に下がる。

 セッションが折り返して2分後、ピットインを終えた高橋が全体ベストを更新。1分49秒を切る1分48秒968で再びトップに立った。その後、このタイムを上回る者は現れず、高橋がQ1をトップで通過。2番手は水野、3番手は野左根が続いた。

 以下、4番手に中須賀、5番手に渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)、6番手に渡辺一樹、7番手に岩戸亮介(Kawasaki Team GREEN)、8番手に加賀山就臣(ヨシムラスズキMOTUL)、9番手に秋吉耕佑(au・テルルMotoUP RT)、10番手に前田恵助(YAMALUBE RACING TEAM)と続き、Q2進出を果たした。

 予選Q2は12時55分からスタート。このとき、ホームストレートの路面温度は52度まで上昇していたようだ。

 Q2で真っ先にコースインしていったのは高橋。まずは1分49秒118でトップに立つ。その後、水野が1分48秒台に入れる1分48秒827をマークしてトップタイムを塗り替える。

 しかし、高橋もすぐに水野のタイムを更新。1分48秒765で再びトップに立った。トップに立った高橋は一度ピットへと戻ったあと、再びアタック。1分48秒693をマークし、自身のトップタイムを塗り替えた。

 残り13分を切ったところで岩戸亮介がV字コーナーで転倒。再スタートを切ってピットへと戻っていく。中須賀はリヤにニュータイヤを履いてアタックを行うが、高橋のタイムを上回れず1分48秒785で2番手。水野は3番手でQ2の折り返しを迎える。

 残り5分になると各車最後のアタックへ。この時、トップタイムを記録した高橋はピットで待機し、アタックを行わなかった。残り3分となったところで前田恵助が90度コーナーで転倒。再スタートは切れずに予選を終えた。

ピットアウトする中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
ピットアウトする中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

 野左根、中須賀のヤマハファクトリー勢と水野が残り2分でラストアタック。しかし、高橋のタイムに届かず。高橋が5レース連続でポールポジションを獲得した。2番手は中須賀、3番手は水野が入り、JSB1000で初めて最前列に並んだ。

 全日本ロードレース第5戦もてぎのJSB1000クラス予選結果は以下の通り。

■全日本ロードレース選手権第5戦もてぎ
JSB1000クラス公式予選順位結果(編集部集計)

Pos. No. Rider Team Type Tire Session Time
1 13 高橋巧 Team HRC ホンダCBR1000RR SP2 BS Q2 1’48.693
2 1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM ヤマハYZF-R1 BS Q2 1’48.785
3 634 水野涼 MuSASHi RT HARC-PRO.Honda ホンダCBR1000RR SP2 BS Q2 1’48.827
4 26 渡辺一樹 ヨシムラスズキMOTUL スズキGSX-R1000L9 BS Q2 1’49.306
5 4 野左根航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM ヤマハYZF-R1 BS Q2 1’49.311
6 23 渡辺一馬 Kawasaki Team GREEN カワサキNinja ZX-10RR BS Q2 1’49.480
7 090 秋吉耕佑 au・テルルMotoUP RT ホンダCBR1000RR SP2 BS Q2 1’50.241
8 12 加賀山就臣 ヨシムラスズキMOTUL スズキGSX-R1000L9 BS Q2 1’50.432
9 64 岩戸亮介 Kawasaki Team GREEN カワサキNinja ZX-10RR BS Q2 1’50.641
10 75 前田恵助 YAMALUBE RACING TEAM ヤマハYZF-R1 BS Q2 1’51.087
11 71 津田拓也 TK SUZUKI BLUE MAX スズキGSX-R1000 DL Q1 1’51.094
12 15 Z.ザイディ Honda Asia-Dream R with SHOWA ホンダCBR1000RR SP2 BS Q1 1’51.210
13 18 津田一磨 Team Baby Face ヤマハYZF-R1 BS Q1 1’51.311
14 080 羽田太河 au・テルルMotoUP RT ホンダCBR1000RR SP2 BS Q1 1’51.543
15 46 星野知也 TONE RT SYNCEDGE4413 BMW・S1000RR PI Q1 1’51.664
16 44 関口太郎 Team ATJ ホンダCBR1000RR SP2 BS Q1 1’51.909
17 87 柳川明 will-raise racingRS-ITOH カワサキZX-10RR BS Q1 1’51.924
18 35 亀井雄大 Honda Suzuka Racing Team ホンダCBR1000RR SP2 BS Q1 1’52.344
19 36 今野由寛 Moto Map SUPPLY スズキGSX-R1000R BS Q1 1’52.555
20 19 濱原颯道 Honda Dream RT 桜井ホンダ ホンダCBR1000RR SP2 BS Q1 1’53.013
21 40 菅原陸 JOYNET GBSレーシング YAMAHA ヤマハYZF-R1 BS Q1 1’53.162
22 22 児玉勇太 TEAM KODAMA ヤマハYZF-R1 BS Q1 1’53.897
23 70 清末尚樹 TEAM WITH 87 KYUSYU カワサキZX-10RR BS Q1 1’54.099
24 85 中冨伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ ヤマハYZF-R1 DL Q1 1’54.178
25 33 中村知雅 中村エンジン研究所 ホンダCBR1000RR DL Q1 1’54.376
26 92 樋口耕太 H.L.O RACING スズキGSX-R1000 BS Q1 1’54.855
27 708 山添康孝 A-Garage*PROJ-FATE#708INNOCENT スズキGSX-R1000 PI Q1 1’56.462
28 42 武田数馬 浜松チームタイタン スズキGSX-R1000 DL Q1 1’57.600
29 66 上林隆洸 浜松チームタイタン スズキGSX-R1000 DL Q1 1’58.839(108%満たせず)

BS=ブリヂストン
DL=ダンロップ
PI=ピレリ