パガーニ、サロン・プリヴェで「ゾンダ」デビュー20周年企画が実現

パガーニ、サロン・プリヴェで「ゾンダ」デビュー20周年企画が実現

Pagani Zonda

パガーニ ゾンダ

1999年のジュネーブ・モーターショーでデビュー

2019年の9月5日〜8日にかけて英国・ブレナム宮殿で開催されるコンクールイベント、サロン・プリヴェ(Salon Prive)に、パガーニは発表から20周年を迎えた「ゾンダ」を5台展示する。

1999年のジュネーブ・モーターショーにおいて、パガーニ・アウトモビリは同社初のスーパースポーツ「ゾンダ」をワールドプレミアした。当初、アドバイザーとして開発に参加していたF1王者のファン・マヌエル・ファンジオの名前を採り「ファンジオF1」と名付けられていたが、1995年7月17日にファンジオが亡くなったことを受けて、車名をアンデス山脈からアルゼンチンへと吹き下ろす風「ゾンダ」へと変更している。

1999年に発売された「ゾンダ C12」から最後にラインオフした2010年の「ゾンダ バルケッタ」まで、生産台数は150台未満。生産台数の少なさにも関わらず、数多くのバリエーションをもつのがゾンダの特徴だ。

すべてのゾンダが排気量6.0リッターから7.3リッターのメルセデスAMG製V型12気筒エンジンをミッドに搭載。その進化の過程で、最高出力は444bhpから789bhpにパワーアップし、最高速度は355km/hにまで達している。多くのゾンダがデリバリー後もモデナのパガーニ本社に持ち込まれ、外装やパワートレインを変更し、最新仕様にアップデートされた。

 

Pagani Zonda C12

パガーニ ゾンダ C12

20年を彩ったスペシャルなゾンダを5台展示

今回、サロン・プリヴェで展示されるのは、以下の5台のゾンダとなる。

2000年型「ゾンダ C12」は、パガーニを立ち上げたオラチオ・パガーニによる最初の生産モデル。搭載されたメルセデスAMG製6.0リッターV12エンジンは最高出力444bhpを発揮し、1999年の段階で0-60m/h加速は4秒を実現した。

2005年型「ゾンダ F ロードスター」は、ファンジオの頭文字「F」を冠したモデルとなり、わずか25台のみを製造。Fクーペは2005年のジュネーブ・モーターショーで発表、翌年にFロードスターが加わっている。排気量は7.3リッターに拡大され、最高出力は641bhpにまで向上した。エクステリアは追加のヘッドライトとフォグランプを装着。フロントセクションやリヤスポイラー、サイドミラーなどのデザインを変更し、空力面がアップデートされている。

Pagani Zonda CINQUE

パガーニ ゾンダ チンクエ

香港のディーラー「SPS」のオーダーで、2009年にクーペとロードスターそれぞれ5台製作されたのが「ゾンダ・チンクエ(CINQUE)」。

サーキット専用車の「ゾンダ R」をベースに、最高出力669bhp仕様のエンジンを搭載する公道走行可能なスペシャルモデルとなる。このチンクエには、3モード6速シーケンシャルギヤボックスが搭載され、1/1000でのシフトスピードを実現。最高速度355km/h、0-100km/h加速3.4秒を誇る。

Pagani Zonda TRICOLORE

パガーニ ゾンダ トリコローリ

2010年のジュネーブ・モーターショーで発表された「ゾンダ・トリコローリ(TRICOLORE)」は、イタリア空軍のアクロバットチーム、フレッチェ・トリコローリの設立50周年を記念し、当初はワンオフモデルとして製造されてのち、2台が追加された。

専用クリアラッカーブルーにペイントされ、ボンネットにはレッド、ホワイト、グリーンのストライプが描かれた。フレッチェ・トリコローリが使用するジェット機・アエルマッキMB-339へのオマージュとして、コクピット後方に垂直尾翼を形どった小型ウイングが追加されている。

2016年の「ゾンダ760 オリバー・エディション(Oliver Edition)」は、ある世界有数のパガーニのコレクターからの注文で「760 RS」ベースのワンオフモデルとして製造された。サーキット走行を想定し、専用設計された大型リヤウイングを装着。デリバリー後、日本のレーシングドライバー飯田 章氏よって富士スピードウェイで走行テストが行われている。

オラチオが「芸術品」と呼んだスーパースポーツ

サロン・プリヴェを運営するデイビッド・バグリーは、パガーニのイベント参加に喜びを隠さない。

「サロン・プリヴェとパガーニはこれまでも良い関係を続けてきました。オラチオ・パガーニは、この20年間でデザイン、エンジニアリングなど、あらゆる分野でスーパースポーツのベンチマークを作り上げました。彼はゾンダを『芸術品』と呼んでいます。改めて、その言葉に間違いはないと実感しています」

パガーニUKのクリスティン・クラーキンは、今回の20周年展示について以下のようにコメントしている。

「2019年は、ジュネーブ・モーターショーでオラチオの夢である『ゾンダ』を発表してから20周年という非常に重要な年です。ブレナム宮殿でこの素晴らしい1年を祝えることを嬉しく思います」