ポルシェ タイカン、26回連続0-200km/加速トライアルを敢行!

ポルシェ タイカン、26回連続0-200km/加速トライアルを敢行!

Porsche Taycan

ポルシェ タイカン

元空軍基地「レジオ・リング」で行われた加速テスト

電動パワートレーインを搭載するポルシェ初の市販モデル「タイカン」は、連続して加速を続ける局面にも対応できるように設計されている。つまり、最大出力440kW(600ps)発揮するEVシステムを搭載し、4輪を駆動するタイカンは、サーキットでのラップタイム計測を難なくこなすことも目的としている。

今回、ドイツ・バーデン南部にあるレジオ・リングにおいて「スプリント・チャレンジ」を開催。約2.3kmの空港の誘導路がテストトラックとして使用され、外気温は28度という条件下でタイムが計測された。

レジオ・リングは、1913年にツェッペリン飛行船の発着場「ラール基地」としてオープン。第二次世界大戦後はフランス空軍が管理し、1967年からはNATO所属のカナダ空軍が軍事基地として使用した。1994年に空港廃止後は、ADAC(ドイツ自動車連盟)がモータースポーツイベント用施設として活用している。

0-200km/h加速を26回連続して行うという過酷なトライアルが行われ、タイカンは平均タイム10秒未満を記録。最速タイムと最低タイムの差はわずか0.8秒だった。このテストの模様は人気Youtubeチャンネル「Fully Charged」で公開されている。

連続する加速環境にも対応する電動パワートレイン

タイカンには、様々な革新的な技術が採用されており、スポーツカーの名に相応しい加速力やトラクションを長時間発揮することが保証されている。

前後アクスルに2基の永久磁石シンクロナスモーター(PSM)を搭載。このモーターには、ローターに永久磁石(強磁性体)を組み合わせる。PSMは高い出力密度を誇り、効率性に優れたパワーを発揮する。また、熱特性も良く、ポルシェが求める高性能が実現された。また、タイカンはこれまでの電気自動車に搭載されてきた通常の400Vではなく、800Vのシステム電圧を発揮する最初の量産車となる。

求められる性能を実現するために熱管理を徹底化

PSMと800Vのバッテリーシステムを組み合わせることに加え、EVにとって非常に重要な熱管理が徹底されることで、電力を必要とする局面での高い再現性を実現。

自動車の冷却システムはそれぞれの車両で要求が異なるが、スポーツカーのタイカンに関しては、最高のパフォーマンスを連続して発揮することが求められた。ポルシェはインテリジェントな熱管理を実現し、様々なシチュレーションに対応することを可能とした。さらに電動パワートレインから放出される熱は、暖房にも利用されるという。

タイカンに搭載されるリチウムイオンバッテリーの総容量は約90kWh。最高速度は250km/h以上、0-100km/h加速は3.5秒を発揮する。9月にワールドプレミアされ、2019年末から市場に投入される予定だ。