富士山開山行事「富士山開山前夜祭」にキャンピングカーで行ってみた

夏休みに入り、アウトドアのハイシーズン突入!長期連休で遠出するのも魅力的ですが、1泊2日で近場に出かける際も「キャンピングカー」をレンタルするだけでグッと冒険感、非日常感がアップします。そもそも、キャンピングカーっていくらかかるの?何ができるの?を、実際に富士山周辺に出かけて検証してみました!

TEXT&PHOTO●(株)オマツリジャパン

キャンピングカーレンタルで1泊2日はいくらかかる?

1泊2日のレンタル料金は、キャンピングカーの大きさや時期(平日・土日祝・夏期などのハイシーズン)、店舗によっても変わるものの、平均で1日あたり15,000円~30,000円くらいを目安に考えておくのが良さそうです。夏休みのハイシーズンの場合は、就寝定員6名の大型のものを1泊2日で利用すると5万円前後、少し小さいサイズのものやオフシーズンの場合だと3~4万円程度になります。

今回レンタルしたのは、就寝定員大人3名、子ども2名のタイプ。1泊2日で約4万円でした。ミニバンやワゴンをレンタルするよりは少し高くなりますが、ハイシーズンはホテルが一杯で予約が難しかったり、値段が上がったりしていることも多く、ホテル代まで考えると安く済むケースもあります。

夏休みを中心に、ハイシーズンはキャンピングカーの人気が高くなります。移動の自由度が高いので、旅行の日程が決まったら、行先が決まっていなくても、まずはキャンピングカーのレンタルを手配するのもありですね。

キャンピングカーの設備は?トイレやシャワーはついている?

車種により様々ですが、代表的な車内設備は、イス・テーブル・ベッド・キッチン・収納です。レンタルキャンピングカーにトイレやシャワーがついているものは少ないようです。1泊2日で近郊にお出かけする程度であれば、サービスエリア、パーキングエリア、スーパー銭湯、温泉などの施設を活用すれば十分快適に利用することができます。

テーブルを囲むように着席する配置
電子レンジも装備

今回借りたキャンピングカーの車種は、冷蔵庫、電子レンジ、電気ケトル、カセットコンロが備わっており、冷たい飲み物から温かい料理まで準備することができました。

コンセントがついていて、電子機器の使用やスマートフォン等の充電もできるので、車内に持ち込む機器次第で、お好みにグレードアップできるのもキャンピングカーの魅力です。

キャンピングカーの電源操作盤 バッテリー残量も表示されます

東京から富士山方面へ!ほぼ手ぶらでも何とかなる、お手軽キャンピングカーツアー

東京の二子玉川でキャンピングカーをレンタルした後は、一路富士山のふもと富士吉田市へ向かいました。1泊分の着替えや身の回りのものだけという軽装備で出発。今思えばもっと装備を持っていけば良かったなと少し後悔しましたが、ほとんど手ぶら何とかなってしまうのがキャンピングカーの魅力です。道中に食事、風呂、装備、寄り道しながら今夜の宿泊地(駐車場?)を探します。

車で移動できるので道中で遊びも食事も買い出しも

【食料は大型スーパーで】
食料はロードサイドの大型スーパーで調達します。たくさん買っても収納庫に入れてしまえば車内は広々、冷蔵庫もあるので生ものも安心。ただ、レンタルしたキャンピングカーはホテルの客室にあるような1ドアタイプの冷蔵庫で、小さな冷凍コーナーはついているものの、アイスクリームや氷などを保存するにはあまり向いていませんでした。

冷蔵庫はホテルに客室にあるようなタイプ
車内後方にある2段ベッドのさらに下は巨大な収納庫

【オススメ立ち寄りスポット 道の駅、富士吉田】

道の駅「富士吉田」は施設が充実しています。物産館や食事処の他、アウトドア用品店やレストラン、「富士山レーダードーム館」も併設しています。

道の駅の隣にはアウトドアショップ 足りない装備は現地調達
富士山頂に設置されていた気象レーダーの実物が展示されている体験学習施設

【ご当地グルメ 吉田うどん】

道の駅「富士吉田」では、ご当地グルメである吉田うどんも食べることができます。富士吉田市内には吉田うどんを提供する店は数多くありますが、ここは日曜日も営業しており、また広い駐車場を備えているため、キャンピングカーでも気軽に立ち寄れる吉田うどんとしてオススメです。

コシの強い麺にキャベツや馬肉をトッピングするのが吉田うどんの定番スタイル

【山中湖温泉 紅富士の湯】

お風呂は山中湖温泉「紅富士の湯」へ。石造りと檜造りの2種類の露天風呂がある日帰り温泉施設。入館料は大人800円(2019年6月時点)

キャンピングカーの先客も

キャンピングカーはどこに停めればいいの?オススメはオートキャンプ場や「RVパーク」

夜にキャンピングカーを停める宿泊場所は、出発前にリサーチしておくのがオススメです。「道の駅」なら宿泊できるんじゃないの?と思われる方は多いのですが、「休憩」「仮眠」での利用を想定している施設のため、長時間滞在してキャンプを楽しむというような使い方はできません。そもそも車中泊自体を禁止しているところもあります。せっかくの旅を、気持ちよく過ごすためには事前に宿泊場所をリサーチしておきましょう!

オススメなのが「RVパーク」と呼ばれる駐車スポット。道の駅に併設されているところもあるようです。これは、一般社団法人日本RV協会が推進している「快適に安心して車中泊ができる」駐車スポットのことで、RVパーク認定施設であれば長時間・長期での滞在はもちろん、「24時間利用できるトイレ」「100V電源」「ゴミ処理可能」と車中泊をより快適に過ごすことができる設備・サービスの利用が可能です。事前の予約が必要な施設もあるので、受付時間などを事前に確認して利用してみてはいかがでしょうか。利用料金は施設により違いますが、1泊あたり1,000円~2,000円程度のものが多いようです。

よりアウトドアを満喫したい方はオートキャンプ場へ

今回は、途中利用した温泉施設からほど近い山中湖のキャンプ場「みさきキャンプ場」を利用。立ち寄った「紅富士の湯」から電話をかけ、1時間前に予約したのですが、今回はスムーズに利用することができました。

キャンプ場のオススメポイントは、屋外で火を使える(施設により異なります。また、RVパークでも屋外調理が可能な施設はあります。)のはもちろん、車外にテントやテーブル、BBQコンロを設置するなどしてスペースを拡張することができるところ。キャンピングカーでは「電源を使った家電」も使えるため、「キャンピングギア」との組み合わせ次第でハイグレードでグラマラスなキャンプを楽しむことができそうです。

キャンピングカーの横にアウトドアチェアがポツン

今回は軽装備だったので、車中泊に毛が生えた程度・・・・車外に折りたたみのアウトドアチェアを1つ置く程度。オートキャンプ場で宿泊する場合は、色々なキャンピングギアを持っていくのがオススメです!

キャンピングカー車内でどこまでできる?

【気になるキッチンは?】

作業スペースが広いわけではないので、大がかりな調理は効率よくできませんが、シンクにコンロ、電子レンジが装備されており、ひととおりの調理は可能です。キャンプ場であれば屋外調理も可能なので料理の幅はかなり広がりそうです。

我々が作ったメニューは、夜はステーキ&サラダ、朝はヨーグルトとパン、マシュマログラタン。どの料理もおいしかったのですが、「食器」や「調理器具」にこだわることで気分が盛り上がりそうです。

【車中泊なのにパソコン作業ができてしまう明るさ】

子どもが寝静まると、テーブルにパソコンを広げ作業。車内は明るく、電源もあるので快適です。

ベッドも快適 風が強い時は駐車場所に注意

今回レンタルしたキャンピングカーは、運転席の上部のベッド(子ども2名)、後部の2段ベッド、座席を組み替えて作るベッドで計5人が宿泊可能。夏前の利用でしたが、空調がなくても快適な室温を保っていました。車種によっては居住スペースにエアコンがついているものもあるようです。レンタルした寝袋に包まれば寝心地は最高!

キャンピングカーは、横風の影響を受けやすいため、風の強い日や風向きによっては車内が思った以上に揺れます。(利用当日、最初は揺れが気になりなかなか寝つけず・・・)

テーブルを収納し、背もたれを敷き詰めればベッドに早変わり

雨のお祭り キャンピングカーがあれば休憩も着替えも楽々

今回の旅の目的は、「北口本宮冨士浅間神社(富士吉田市)」で行われる富士山開山行事「富士山開山前夜祭」の取材をすること。しかし、天候はあいにくの雨模様。

【雨が止むのを車内で待機】

スマートフォンで動画を視聴 まるで家のリビングのようにくつろいでいます

キャンピングカーは憂鬱な雨が降ろうとも車内は快適!車内で雨が止むのを待っている間、子どもも退屈せずに過ごすことができます。

【雨も落ち着きレインコートを来て祭りに参加】

レインコートの着替え、狭い車内だと意外と大変なのですが、キャンピングカーだと楽々。濡れたレインコートを脱ぐ時も、座席を濡らすことがないので快適です。

祭りのクライマックスは雨も止み、茅の輪くぐりで無病息災をお祈り。1泊2日のお手軽キャンピングカーツアーも全ての行程を終え、あとは帰るのみ。

富士開山前夜祭のクライマックス 富士山 吉田口登山道の起点「登山門」のしめ縄を木づちで断ちます

お手軽キャンピングカーツアーで1泊2日がアドベンチャーに!

1泊2日のキャンピングカーツアー。軽装備で臨んでみましたが、不自由なく過ごすことができました。アウトドアキャンプの特別感も感じながらも車内は快適。電子機器も利用できるのは大きなメリットで、様々なグッズや機器を持ち込むことで、色んな楽しみ方ができる余地を感じました。アウトドアならではの「冒険感」、家のリビングのような「安心感」、そして朝目が覚めたらすぐに移動できるという「高い機動力」を備えたキャンピングカー旅行。1泊2日でも相当充実した時間を過ごすことができました。

意外と敷居が高いのかと思ったキャンピングカーですが、皆さんも気軽にレンタルしてみてはいかがでしょうか?