「日本最速のサブライブR35GT-Rがさらなる記録を求めてアップデート!」ゼロヨン7秒台へのシナリオ

「日本最速のサブライブR35GT-Rがさらなる記録を求めてアップデート!」ゼロヨン7秒台へのシナリオ

国内最速マシンが新たなステージに突入する

ゼロヨン7秒台を目指したチューナーの戦い

今や日本のR35GT-Rパワーチューニングを牽引する存在となった、富山県のサブライブ。

R35GT-Rのデビュー直後から攻略を開始、そしてゼロヨンステージをターゲットに始まったのがR35チューニングのフェーズ1(2007年〜2015年)だ。ストリート仕様でブーストアップ+NOS(ナイトラス・オキサイド・システム)を中心としたファインチューンで、ゼロヨン10秒フラットを記録した。

そして2015年秋。兼ねてから構想してきた最速化計画に着手。ハイチューンエンジンに手を入れ、1500psを目指したのがフェーズ2(2015年〜2019年)。米AAMのターボキットやブーストロジックのサージタンクなどのパーツを多数盛り込み、燃料にはE85系(アルコール系)のレースガソリンを採用。GT-R用にアレンジされたモーテックのフルコン、M150を投入したのもこのタイミングだ。

しばらくマイナートラブルに悩まされたが、2017年にはアタックランを順調に重ね、国内レコードとなる8秒518を達成した。

そして、プロジェクト開始から5年以上の月日が流れ、新たな技術や高性能パーツが出回りはじめた中で7秒台突入を目指すアップデート計画(フェーズ3)が本格化。

現状のタービン(AAM製GT1600-R)とHKSの4.3Lキットを組み合わせたエンジンには、まだ余力がある。ただし、トラブルの可能性を減らすべくオイル供給方式はマグナム社のシステムを使ってドライサンプ化を敢行。

また、アルコール燃料を効率的に、そして十分な量でエンジンに供給できるよう、追加インジェクターを12本設置できるマグナム社のサージタンクを手配。冷却効率の高いアルコール系燃料に合わせ、インタークーラーは最小サイズの水冷式をテストしていく予定だ。

メインメーターにはモーテックのロガーモニターC1212が埋め込まれている。12インチディスプレイが採用され、最大で毎秒500回のサンプリングが可能という高性能ロガーだ。

エンジンの出力を高めても、駆動力が伴わなければ意味がない。そこで、モーテックM150のオプション機能を使いアテーサの積極コントロールを実施。前後のトルク配分をゼロヨンに合わせて綿密に制御していくというわけだ。

トランスファー(フロントドライブクラッチ)も負担が増えるため、ドットソンの強化キットを投入。あわせてリヤもMK社のチューブメンバーキットに交換。これによりミッションが単体で脱着できるようになるため、整備性も大幅に高められるのだ。

タイヤはフロントがレースマスターDOTラジアル(275/40R18)、リヤがミッキートンプソンのドラッグスリック(28.0/10.5-15)。前後異サイズのタイヤセットだが、外形はほぼ同寸。サスペンションはHKSの新作ドラッグダンパーを組む。

サブライブ佐分さんによると、このR35GT-Rフェーズ3仕様は2019年後半にはシェイクダウンを行い、オリンピックイヤーの2020年で7秒台の日本新記録を樹立する計画だ。

●取材協力:サブライブ 富山県富山市手屋2丁目18-20 TEL:076-482-3751