トヨタグループのドライブライン事業の強化

ジェイテクトは、トヨタ自動車との間で、トヨタが100%を保有する豊精密工業の株式をジェイテクトが譲り受ける方向で検討を開始することに、10日開催の取締役会において決議した。

 豊精密は、駆動製品であるデファレンシャルギアを生産しており、ジェイテクトは、同じく駆動製品である電子制御カップリング、TORSENといったトルクコントロールデバイスを開発・生産する。今回、豊精密を子会社化することできれば、デフとトルクコントロールデバイスをシステムとして開発・生産し、世界中の顧客に、より高性能な駆動製品をシステムで提供することが期待できる。

 ジェイテクトが持つ電子制御カップリング、TORSENといったトルクコントロールデバイスと豊精密の持つデフのノウハウを統合し、ジェイテクトが培った車両姿勢に応じたトルク配分を行う技術と豊精密が持つ優れた歯車技術で相乗効果を生み出すことで、自動車産業の将来ニーズに対応する製品を、自動車メーカーと共に開発・量産を推進する。
 更には、ステアリングシステムやハブユニット、ドライブシャフトといった既存製品との協調制御なども視野にいれ、ジェイテクトだからこそできるシステム提案を推進する。
 豊精密の優れた歯車技術とのシナジーで、No.1& Only Oneの技術を生み出し、自動車業界の中でもさらなる競争力を向上させる取り組みを加速する。

 トヨタが保有する豊精密の全株式をジェイテクトが譲り受け、ジェイテクトが豊精密を子会社化することで、駆動製品を中心に強力なシナジーを生み出して、駆動事業基盤の強化を推進する。実施時期、株式譲渡方法等の詳細については、今後両社で協議する。