117クーペからジェミニ、ピアッツァ・ネロまで往年のいすゞ車が勢ぞろい!【東京旧車会レポート・いすゞ編】

■日曜日の朝、奥多摩湖畔の駐車場に集まった旧車たち

●東京旧車会(6月16日/大麦代園地駐車場/東京GT倶楽部主催)

東京で走り屋さんが集まるメッカといえば奥多摩です。奥多摩周遊道路を中心に、数多くのクルマやバイクがワインディングロードを毎週末楽しんでいます。

その中でも、走りを楽しんだ後に休憩したり、仲間と集合する場所として、奥多摩湖畔にある大麦代園地駐車場は有名なポイントです。ここを舞台に、毎月第三日曜は古いクルマたちが大勢集まるのをご存知でしょうか。東京GT倶楽部が呼びかけたミーティング、東京旧車会が行われているのです。

東京GT倶楽部は、東京・羽村市で歴代いすゞ車を専門に修理・販売・レストアするイスズスポーツで結成された、旧車大好きなメンバーによるクラブです。見るだけじゃなく「走って楽しむのが旧車」をモットーにしています。東京で走りを楽しむなら奥多摩、ということで定期的にミーティングしているのです。

この日は前日いっぱい降り続いた雨のため開催が危ぶまれましたが、蓋を開ければ朝から快晴。特別な催しなどなく、日差しが強くなる昼前には解散してしまうのですが、集まったのは個性的な旧車ばかり。早速、会場の様子をウォッチしてみましょう。


奥多摩湖となる小河内ダムの脇にある大麦代園地駐車場がミーティング会場。といっても借り切っているわけではなく、任意に集まる形式だから出入りは自由なのです。


前日までの雨が嘘のように晴れわたった6月17日の日曜日。ドライブで立ち寄ったクルマたちが、突然の旧車たちに興味津々です。通りがかりに見物する人が大勢いました。


参加条件など厳格なルールはありませんが、昭和の年号に生まれたクルマがミーティングの対象です。新旧入り乱れた陳列は、貸切イベントにはない自由さに溢れてます。


主催する東京GT倶楽部はイスズスポーツの有志によるものです。ですから歴代いすゞ車が数多く参加することが特徴です。優雅な117クーペやスポーティなベレットが並びます。


この日はマツダのロータリー車が呼び合って参加していたようです。左のSA22C初代RX-7は少なくなりましたが、中央の赤いコスモはさらに希少車。右のルーチェレガートにもロータリー車がありました。


1991年生まれなので昭和のクルマではありませんが、ホンダ・ビートもれっきとした旧車の仲間入りでしょうか。いずれもオリジナリティを尊重したカスタムが施されています。

●かつて輝きを放っていたいすゞの乗用車たちを見よ!


丸目ライトのいすゞ117クーペといえばハンドメイドモデルのイメージが強いのですが、こちらはバンバー下にウインカーが付く量産タイプの初期モデルです。美しさではハンドメイドも量産も変わりありません。


イエローボディの117クーペは角目の最終モデルです。こちらはイスズスポーツのレンタカーで、旧車を味わってみたい人にぜひ試していただきたい1台です。


最終モデルにもラインナップされたDOHCエンジンを搭載する117クーペXGです。ライト周りとラジエターグリルを同色で塗装しているせいか、イメージが一新されています。


いすゞのスポーツモデルを代表するのがベレット1600GTです。軽量ボディとパワフルなエンジンの組み合わせは、レースでも大活躍。このクルマはライトグリルが付く最終モデルです。


FFになった2代目ジェミニはターボモデルのイルムシャーやハンドリング・バイ・ロータスなどスポーツモデルも人気でした。このクルマはバンパーを変更してリヤスポイラーを装備しています。


いすゞ最後の乗用車となってしまった2代目ピアッツァのヤナセ専売モデルであるネロです。ヘッドライトカバーが昇降する独特のスタイルは、今見るととても新鮮です。


ブルーのボディにブラックのボンネットが特徴的なベレットは、このミーティングを主催する東京GT倶楽部のクルマです。このベレットが東京旧車会の目印にもなってます。

(写真・文/増田 満)