勝利失ったフェラーリF1、ベッテルのペナルティ裁定への控訴を断念。再審請求の可能性を探る

 フェラーリはF1カナダGPでセバスチャン・ベッテルに科されたタイムペナルティの裁定に対して不服申し立てを行う意向を示していたが、その後、手続きを進めないことを決めた。

 2019年F1第7戦カナダGP決勝中、レースをリードしていたベッテルがコースオフし、コースに復帰した際に、すぐ後ろを走行していたルイス・ハミルトンをコース外に向かって押し出す形になった。スチュワードはこれを審議した結果、安全な形でコースに戻らなかったとしてベッテルに5秒のタイムペナルティを科した。ベッテルはフィニッシュまでの間にハミルトンとのギャップを5秒以上稼ぐことができず、トップでチェッカーフラッグを受けたものの、2位に降格された。

 決勝終了数時間後、フェラーリはこの裁定に対して控訴を行う意志を示した。実際に手続きを進めるかどうかは木曜夜までに確定しなければならなかったが、ベッテルが受けた種類のペナルティは不服申し立ての対象にならないものと考えられており、フェラーリは締め切りを迎えるにあたり、控訴を行わないことを明らかにした。

 一方、FIAの国際モータースポーツ競技規則には、チームが新しい証拠を提出可能な場合、ペナルティに反論するために再審を求める権利があると定められている。フェラーリは、控訴を行わない旨を発表する際に、再審の権利を行使することを検討していると発言した。再審請求の期限は、最終リザルトが発表された14日後までとなっている。