JMS P.MU/CERUMO・INGING 2019スーパーフォーミュラ第2戦オートポリス 決勝レポート

第2戦オートポリス

5月19日(日)<予選・決勝> 天候:雨のち晴れ コース状況:ウエット、ドライ

#38 石浦宏明 9位/#39 坪井翔 12位

 2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦公式予選、決勝(54周)がオートポリス(大分県日田市)で開催された。昨日の予選のキャンセルにより、ワンデー開催のスケジュールとなった今大会だが、今日になっても天候は思いのほか、回復せず。降雨と強風の中、まず公式予選から始まった。

 8時45分にセッションがスタート。40分間の公式予選となった。ヘビーウエットのコンディションで、視界不良。スピンするクルマが今日も相次いだ。開始6分10秒、39号車トップ、38号車4番手のタイムを出したところで、他車2台がアクシデントに見舞われ赤旗が呈示された。

 セッションを再開するも、再開4分40秒で再び赤旗。5分後に再開するも、開始3分20秒で赤旗と、3度の赤旗が呈示され、誰もが満足の行くアタックが出来なかった。

 そんな状況の中、かろうじてマークしたタイムで、38号車石浦は予選6番手。39号車坪井は、2番手と見事にフロントロウを獲得した。ウエットに自信を持っていただけに、石浦にとって赤旗のタイミングなど、残念な予選であった。

石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

 迎えた決勝。13時15分からのウォームアップ走行が始まると、青空も見え始め路面も徐々に乾き、ドライコンディションでレースが行える状況となった。グリッドについたクルマが装着していたタイヤは、38号車はミディアム、39号車はソフト。38号車石浦は、スタートして1周でミディアムからソフトに履き替え追い上げる作戦。坪井は、フロントロウから逃げ切る作戦を取った。

 オンタイムで決勝(54周)がスタートすると、オープニングラップを終え38号車はピットに向かった。その際に、15号車がコースオフしセーフティカーが導入された。そのタイミングで、想定外ではあったが、39号車もピットに向かった。

38号車は、ソフトタイヤに履き替え4番手、39号車はミディアムタイヤに履き替え5番手でコース復帰。そのピットアウトした際に、エンジンストールして止まったクルマが、ピットロードに押されて戻っている状況に遭遇。ピットアウトで時間をロスしてしまった。

 その後、周回を重ねるも上位3番手までのクルマは、ピットに入らず、実質トップの38号車。ここまでは、作戦は完璧であった。しかし、タイヤがグリップしなくなり、目視でもフロントタイヤにささくれの症状が出ていることが見て取れた。

 チェッカーを受けるべく、石浦はタイヤ温存の走りに徹した。そんな厳しい状況下で、23周目、1号車にパスされ5番手にダウン。この1号車は、既にピット作業を終わらせている為、この時点で実質トップを譲ることとなった。

 その後、石浦は25周目、8号車にパスされ6番手としばらく苦しい状況が続く。45周目に5号車にパスされ7番手までダウン。残り3周で、まったくグリップがなくなったというが、なんとか完走し9位でチェッカーを受けた。

 一方、39号車は、セーフティカーとタイミングを併せてピットインした際のアウトラップで、5番手から9番手まで後退してしまった。その後、ソフトタイヤ勢を相手に我慢のレース展開となる。

 ラップタイムは悪くないものの、さすがにソフトタイヤ勢には太刀打ちできず。27周目に50号車、37号車にパスされ12番手、30周目、18号車にパスされ13番手までダウン。その後のレース終盤36号車からの猛追は抑えきり、12位でフィニッシュした。

 悪天候で、決して満足の行くコンディションではなかったが、少ないチャンスをものにし、予選では上位に名前を残してくれた2台。次は、ぜひ決勝で2台とも上位でチェッカーを受けたい。

 次戦は、6月22日(土)~23日(日)、スポーツランド菅生(宮城県村田町)で開催される。

コメント:
#38 石浦宏明

「予選は、全員そうかもしれませんがちゃんとアタックできないまま終わり、ストレスのたまる予選だったと思います。セッション中の情報をもっと知らせて欲しいと運営側に要望を出したいです」

「決勝は、お客様にとっても天候回復は良かったと思います。ドライの作戦は、ここに来る前からエンジニアと決めて来ました。入念に準備してそれが実行できました」

「リスタートしてすぐ、フロントタイヤのグリップが得られず。グレーニングが目視でもわかるくらいだったので、無理すると終わってしまうので、タイヤをいたわりながら走ったためどんどん抜かれてしまい、残り3周でグリップが完全になくなりました」

「今回は珍しくチームとしても良いペースで走れませんでした。原因を調査しているので、次のレースに繋げるようにしたいです」

#39 坪井翔

「予選は雨だったので、昨日の走行の状況よりも赤旗が出るだろうと予想していました。クルマは速かっただけに、運のない予選となりました」

「赤旗が呈示された周回に出したタイムは抹消になってしまうので、またアタックすると、今度は状況が悪く満足にアタックできず結局2番手でした。雨でも速かったと思うし、2戦目にして、フロントロウに並べたことは良かったと思います」

「決勝は、フロントロウからのスタートだったので、ソフトを選択しました。セーフティカーのタイミングでピットに入ったことが、すべてだったような気がします」

「ミディアムに替えた時点で、勝負権がなくずるずる落ちて行きました。ラップタイムは悪くなかったので、ミディアムでスタートしていたらと思うと、ちょっと悔しいですね。経験値の少なさからかもしれませんが、これも次に活かして頑張ります」

坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)

立川祐路監督

「ちゃんとした予選ができませんでしたね。うちは、幸いピットの位置に恵まれているというのもあるかもしれませんが、2台上位を獲得できたので良かったです」

「決勝に関しては、38号車は戦略的には勝てるチャンスがあっただけに残念です。戦略はピットに入れて実質トップを走らせることができたので良かったのですが、金曜日にワンセッション走って、他は少しだけ走りましたが、クルマをうまくまとめられなかったですね」

「39号車に関しては、逃げられるようにソフトにしましたが、セーフティカーでミディアムに替えてつらい展開にさせてしまったので、次回は2台ともに上位を狙えるよう頑張ります」