第103回インディ500デイ3:ジョーンズがトップ。降雨で中断も琢磨は2番手と好感触

 インディアナポリス・モータースピードウェイで開催されている第103回インディ500。プラクティス3日目は、エド・ジョーンズ(エド・カーペンター・レーシング)がトップスピードを記録。

 佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は2番手のスピードを記録した。前日クラッシュを喫したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・レーシング)は走行しなかった。

 プラクティス走行も3日目を迎えた第103回インディ500。11時から7時間スケジュールされた走行時間だったが、16時48分に天候の悪化により終了となり、これまで2日間のスピードを上回ることがない1日となった。

 走行開始から1時間過ぎた12時17分にパトリシオ・オワード(カーリン)がターン2で大きなクラッシュを喫する。マシンを反転されウォールにヒットし、宙を舞ったもののオワードにケガはなかった。

「インディアナポリス・モータースピードウェイに2種類の人々がいるんだ。ひとりは壁にぶつかる予定の人、もうひとりはすでにぶつかった人。僕はクラブに入会したことになるね」

「激しくぶつかったよ。身体を通して感じることができた。少し痛いけど、大丈夫。チームが明日のために準備を整えてくれることをわかっているよ」とオワード。

カーリンからインディ500に初参戦するパトリシオ・オワード
カーリンからインディ500に初参戦するパトリシオ・オワード

 この日のトップスピードを記録したのはジョーンズ。単独走行(ノートウ)でもトップに立ち、ノートウの2番手はチームメイトのスペンサー・ピゴットとエド・カーペンター・レーシングは順調にマシンを仕上げている。

「素晴らしい日だったよ。全体でもノートウでも最速になることが目標だった。もっとも重要なのは、クルマのハンドリングで利益を上げることができたと思う。明日と予選のためにトラックの変更に適応していかなければならないね。雨が降るとグリップレベルが少し下がるし、路面状況に合わせてクルマを最適にすることが重要なんだ」とジョーンズは語っている。

エド・ジョーンズ(エド・カーペンター・レーシング)
エド・ジョーンズ(エド・カーペンター・レーシング)

 佐藤琢磨は、自身が初日に出したスピードには及ばなかったがプラクティス3日目の2番手スピードをマークした。

「クルマや天候に少し問題はありましたが、とても生産的な日だったと思います。予選シミュレーションを行い、レースのセットアップに取り組みました。いくつかいい点を見つけられて、とても満足しています」

「天候のせいで、僕たちの集団走行でのパフォーマンスを確認することができなかったのは残念ですが、ポジティブに感じていますね」と琢磨。

16時48分に天候の悪化により走行は終了となったプラクティス3日目
16時48分に天候の悪化により走行は終了となったプラクティス3日目

 前日にクラッシュを喫したアロンソはバックアップカーを準備する1日となり、走行することはなかった。

 マクラーレンのスポーツディレクターを務める2003年のインディ500ウイナー、ジル・ド・フェランは、「クルーとしてはまだ新しいが、チーム内には経験豊富な人間も多数いる。インディアナポリスをとてもリスペクトしているので、我々は慎重にアプローチを評価し、我々の軌道上で可能な最高のクルマを送り出したいんだ」

「今日走行しないことが、我々のインディ500プラグラムに深刻な遅れをもたらしたが、すべてが失われるわけではない。予選に向けて、明日のプラクティス走行があるよ」とコメントしている。

3番手はアンドレッティ・オートスポートのザック・ビーチ
3番手はアンドレッティ・オートスポートのザック・ビーチ