「ドンガラから仕上げたF1タービン仕様の180SX鈴鹿スペック!」機能美を感じさせる各部のメイキングに大注目!

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IHI RX6タービンでハイレスポンスの430馬力を獲得!

進化し続ける鈴鹿タイムアタック仕様

岐阜県のチューニングショップ、レーシングサービスタカギが製作した180SXは、鈴鹿サーキットタイムアタック仕様のユーザーマシン。

その作りは、ストリートカーの延長のような生ぬるいモノではなく、一度ドンガラ状態にしてから徹底してボディ補強や軽量化を行なったレーシングスペックとなっている。

「チューニングというとパワーを追い求めてしまいがちですが、最初にボディをしっかり作っておくことでセットアップなども進めやすくなるんですよ。たとえば、スーパー耐久マシンなんかはノーマルプラスαのパワーなのに速いですよね。この180SXは、そこにさらにパワーを上乗せするイメージです」と、代表の高木さん。

これまで参戦してきたジムカーナやドリフトなどのマシン製作ノウハウも活かして製作されたボディは軽量化も徹底的に敢行。FRPドアやアクリルウインドウ化などで車重1070kgまでシェイプアップされている。

搭載されているSR20DETは、中低速域でもパワーを稼ぎやすいNVCS(可変バルタイ)付きのS14エンジンに、カムやメタルヘッドガスケットを組み込み、RX-6のなかでも小さめのRX-6 TUW15タービンキットを装着。この選択で幅広いパワーバンドを実現。最大ブースト1.6キロ時に430ps、50kgmを発揮する。

また、エンジンやミッションなど移動できない大物を搭載した時点で、コーナーウェイトゲージを使って前後重量バランスを考慮しながら重量物をレイアウトしているのもポイントだ。

低重心化や前後重量バランスなどに関わるインタークーラーやラジエターは、中置きレイアウトでワンオフ。配管が短い分、レスポンスアップにも繋がっている。

エンジンルームで目を引くところといえば、やはりサイクルフェンダー。これは、タイムアタックに欠かせない極太&大径タイヤを履くための改造だ。

メインは走りだが、角目4灯ヘッドライトや、サイドステップに合わせて50mmほど延長したというフロントバンパーなど、ルックスにも拘る。実は、内装や床下にまで外装と同じレベルのクリア塗装を施して美しく仕上げている。

ホイール&タイヤはエンケイのRPF1にハンコックSタイヤという組み合わせ。車高調はアペックス。ブレーキはフロントがエンドレスの6ポット、リヤはR32純正流用で制動力をアップさせている。フェンダーはフロント40mm、リヤ50mmワイドとなる。

コクピットの作り込みはスパルタンだ。ダッシュボードはS15用に変更、エンジンマネージメントはF-CON Vプロだ。メーターパネルは刷新され、マルチデータロガーのIQ3やラップタイマーなどが整然と並ぶ。

この180SXの目標は、オーナードライブで鈴鹿サーキット2分10秒切り。エンジンパワーを含め、まだまだステップアアップしていく予定とのことだ。

スペック

エンジン:SR20DET改/アペックス RX-6タービンキット/HKSカム(IN/EX256度)/F-CON Vプロ/RST中置きスペシャルインタークーラー&ラジエター/フルチタンマフラー/NISMO 740ccインジェクター、燃料ポンプ ■駆動系:NISMO 6速ミッション、LSD/ORCクラッチキット ■サスペンション:アペックスN1ダンパー改(F11kg/mm R9kg/mm)/R33メンバー流用 ■ホイール&タイヤ:エンケイRPF1(9.5J×18)&ヴェンタスTD Z221(265/35-18) ■エクステリア:ユーラス フロントバンパー改、リヤバンパー/ガレージBBサイドステップ/レースパックIQ3 他

●取材協力:レーシングサービスタカギ 岐阜県養老郡養老町金屋274-52 TEL:0584-34-0020