全日本ロード第3戦SUGOの事前テストはホンダ高橋巧がトップ。ヤマハ中須賀は0.2秒差で2番手

 5月24日~26日にスポーツランドSUGOで開催される全日本ロードレース選手権第3戦に向けた公開テストが5月8日から3日間、現地で行われた。3日間とも天候に恵まれJSB1000クラスでは、コースレコードを上回るタイムが記録された。

 JSB1000クラスは、第2戦鈴鹿で圧倒的な速さを見せた高橋巧(Team HRC)が、テスト2日目に、ただひとり1分25秒台に入れる1分25秒831をマークしトップタイム。スポーツランドSUGOのコースレコード、1分26秒490を非公式ながら上回った。

「ツインリンクもてぎ、鈴鹿とレースをこなしてきてラップタイムも上がっているので、SUGOではもっと速く走ることができると思っていたのですが、コースにマシンもライダーも合わせることが思っていた以上に難しかったですね。最後にロングランをしたのですが課題が残ったので、レースウイークで改善していきたいですね」と高橋巧は走行を振り返る。

 2番手には、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が1分26秒075でつけた。中須賀は2018年、このテストで1分25秒950をマークしているだけに、当然1分25秒台に入れて来ると思われたが、あくまで決勝を見据えてのテストとなったようだ。

中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)

「今シーズンの仕様になってSUGOを走るのが初めてでしたし、風が強かったり、路面が荒れている部分もあったりで(タイムが出ていないのは)いろんな要素があったと思います」と中須賀。

「第2戦鈴鹿で大差をつけられた負け方をしているので、普段やらないような部分も変更して、違う乗り味を出せないかいろいろ試すことができたので有意義なテストになりましたね」

 ここ数年、天候に恵まれていないSUGOラウンド。2019年は、昨年より2週間ほど早い開催となるため、いい天気でのレースになることが期待されるが、一昨年は5月半ばの開催でも大雨に見舞われただけに楽観はできない。

 3番手に野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が1分26秒118で続いており、アベレージを見ても、高橋と中須賀の両エースの戦いに絡んできそうだ。

 カワサキのエース渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)も着実にマシンセットを詰め自己ベストを更新する1分26秒610で4番手、渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTUL)が1分26秒819で5番手、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)が1分26秒869で6番手と1分26秒台で続いた。

 レースウイークのコンディションにもよるがドライコンディションになればコーレコードが更新されるのは確実。JSB1000クラスは、SUGOラウンドも土曜日に公式予選とレース1、日曜日にレース2が開催されるスケジュールとなっている。

 J-GP2クラスは、初日に、ただひとり1分29秒台に入れる1分29秒851をマークした作本輝介(Team 髙武 RSC)がトップタイム。こちらもコースレコードを非公式ながら上回っておりレースウイークもリードして行くことになりそうだ。

 1分30秒210で2番手の岩﨑哲朗(OGURAclutch with RIDE IN)、1分30秒717で3番手の尾野弘樹(ミクニ テリー&カリー)、1分30秒740で4番手の名越哲平(MuSASHi RT HARC-PRO.Honda)といったところが、どこまで作本について行くことができるか。

 ブリヂストンのニュータイヤが投入されたST600クラスもコースレコードラッシュとなっている。1分31秒149という、これまでのコースレコードを大きく上回る1分30秒681をディフェンディングチャンピオンの岡本裕生(51ガレージニトロレーシング)がマークするも本人は不満顔だった。

 2番手に古山颯太(伊藤レーシングBORG カスタム)が1分30秒715、3番手に小山知良(日本郵便 HondaDream TP)が1分30秒981で続きトップ3が1分30秒台をマーク。これに続いたのが、1分31秒201をマークした横江竜司(SHOP UNION 東北)だった。横江は、2015年にST600チャンピオンを獲得して以来、一線を退いていたが第3戦で久しぶりにスポット参戦。ホームコースのSUGOでレースをかき回す存在になりそうだ。

 J-GP3クラスは、太田虎之進(WJ)がようやく復調し、1分35秒576でトップにつけた。2番手に1分35秒837の福嶋佑斗(Team Plusone)、3番手に1分35秒899の中山愛理(TEAM SHOTA)、4番手に開幕戦ウイナーの長谷川聖(CLUB Y’s)が1分35秒913で続いた。

 JSB1000クラスの事前テスト結果は以下の通り。

■全日本ロードレース選手権第3戦SUGO JSB1000事前テスト総合結果(編集部集計)

Pos. No. Rider Team Time Session
1 13 高橋巧 Team HRC 1’25.831 2日目
2 1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 1’26.075 2日目
3 4 野左根航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2 1’26.118 2日目
4 23 渡辺一馬 Kawasaki Team GREEN 1’26.610 2日目
5 26 渡辺一樹 ヨシムラスズキMOTUL 1’26.694 1日目
6 634 水野涼 MuSASHi RT HARC-PRO.Honda 1’26.869 2日目
7 12 加賀山就臣 ヨシムラスズキMOTUL 1’27.082 2日目
8 90 犬木翼 H.L.O RACING 1’27.533 1日目
9 64 岩戸亮介 Kawasaki Team GREEN 1’27.581 2日目
10 75 前田恵助 YAMALUBE RACING TEAM 1’27.690 1日目
11 35 亀井雄大 Honda Suzuka Racing Team 1’28.625 3日目
12 18 津田一磨 Team Baby Face 1’28.750 2日目
13 19 濱原颯道 Honda Dream RT 桜井ホンダ 1’28.892 1日目
14 95 生形秀之 エスパルスドリームレーシング 1’28.967 2日目
15 3 M.アチソン KRP三陽工業&RS-ITOH 1’29.085 2日目
16 46 星野知也 TONE RT SYNCEDGE4413 1’29.220 2日目
17 44 関口太郎 Team ATJ 1’29.335 3日目
18 71 津田拓也 TK SUZUKI BLUE MAX 1’29.473 1日目
19 80 中本郡 MobiusGreen YAOKAWASAKI 1’29.550 2日目
20 75 前田恵助 YAMALUBE RACING TEAM 1’29.977 1日目
21 36 今野由寛 Moto Map SUPPLY 1’30.170 2日目
22 85 中冨伸一 HiTMAN RC甲子園ヤマハ 1’30.238 2日目
23 87 柳川明 will-raise racingRS-ITOH 1’30.733 2日目
24 22 児玉勇太 Team Kodama 1’31.770 2日目
25 70 清末尚樹 TEAM WITH 87 KYUSYU 1’31.947 1日目
26 30 須貝義行 チームスガイレーシングジャパン 1’32.574 3日目
27 89 芦名秀美 Team TJC 中華そば太平楽 1’33.977 2日目
28 55 笹原隆男 オートサービス 1’38.835 2日目