2019年2勝目のタナク「ここ数戦は残念な結果が続いていたから、完璧な週末を過ごして逆襲」/WRC第6戦チリ デイ3後コメント

 WRC世界ラリー選手権第6戦チリは5月12日、競技最終日のSS13〜16が行われ、トヨタのオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が逃げ切り、2月の第2戦スウェーデン以来となる2019年シーズン2勝目を挙げた。

■トヨタ

●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合1位

「WRCラリー・チリで最初のウイナーとなり、とてもうれしく思う。本当に難しいラリーで、絶対にミスをしないためには高い集中力が必要だった」

「今日は、ふたりのセバスチャンが背後から迫り、それほどタイム差が大きくなかったから、決して簡単ではなかったよ。最後まで攻め続けなくてはならず、パワーステージでは最大ポイントを獲得できた」

「ここ数戦は残念な結果が続き後退気味だったから、今回のように完璧な週末を過ごし、逆襲できたのは非常にポジティブなこと」

「高いモチベーションを保ち、攻め続けることは、特にチームにとって重要だが、今回のような結果はその大きな助けとなる。ふたたび戦える立場に戻ってこれたから、これからのラリーがとても楽しみだ」

●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合11位

「昨晩ミスをした後、最終日とパワーステージで一体何ができるのか、前向きに考える必要があった。最初のステージはいいフィーリングで走ることができ、2番手タイムだった」

「続く2本のステージはリラックスして走り、最後のパワーステージに向けてタイヤを温存した。そして、パワーステージではとても良い走りができた」

「自分が走った後に路面がクリーンになり、乾いていったので、3番手タイムには満足している。非常に大変なイベントではあったが、重要なのはクルマが非常に速く、自分も良いペースで走れたこと。これから散らばっている断片をつなぎ合わせていき、いい結果を狙っていく」

●クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合10位(総合8位で完走後に1分のタイムペナルティ)

クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)
クリス・ミーク(トヨタ・ヤリスWRC)

「パワーステージでは自分より出走順が後方の選手のほうがクリーンな路面で走ることができたようだが、自分もベストを尽くした。レッキ(コースの事前下見走行)とデイ1では苦戦し、デイ2では最初にミスをしてしまった」

「それでも、最終的にはチームにポイントをもたらし、オットの優勝を目にできたのは喜ばしいことだね。自分たちには、すべてのラリーで表彰台争いをできるスピードがあるから、今はとにかくミスのないクリーンなラリーを渇望している」

■ヒュンダイ・モータースポーツ

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2リタイア

 ヌービルは競技2日目にクラッシュし、大会全体をリタイアしたため、最終日のコメントは発表されなかった。

●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合7位

アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)
アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)

「ラリー・アルゼンチンで好成績を残した後だから、この結果には本当に落胆している。レッキ(事前の下見走行)に失敗があったのは確かだよ。かなりアグレッシブなペースノートを作り上げたんだけど、少し時間が経ったら、ペースノートを信頼できなくなってしまった」

「最後は戦う相手がいないような状況だったから、慎重なアプローチを取って、これからのラリーに向けて改善を図ることに集中した。次のラリーを楽しみにしているよ」

●セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合3位

セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)
セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)

「ラリー・チリは難しいものだったが、楽しむことができた得るものも多いイベントだった。ひさしぶりに走行中に自信を感じ、上位争いに加わることができた」

「ヒュンダイi20クーペWRCをドライブしていて、そのフィーリングを得ることができたし、物事が正しい方向へ進んでいることが示されたと思う」

「パワーステージでは(セバスチャン)オジエに追いつくチャンスはなかった。彼とバトルができてうれしかったが、今日の差は大きすぎたんだ。チームにとって重要なポイントを獲得できたし、マニュファクチャラーズランキング首位の座を防衛する手助けができてうれしいよ」

■Mスポーツ・フォード

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/総合4位

エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタR5)
エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタR5)

「難しいラリーで、いくつか苦労したところもあった。それでも、全体的にみると、そこまで悪くもなかった」

「土曜日には、なんとかトラブルを避けて、少しペースも上げられた。だけど、100%の自信がなかったから、表彰台を戦うための最後の一押しができなかった。前後に大きなギャップがあったから、今日はマシンをフィニッシュまで持ち帰ることがすべてだった。難しいラリーにおいて、総合4位は間違いなくいい結果だよ」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/総合5位

テーム・スニネン(フォード・フィエスタR5)
テーム・スニネン(フォード・フィエスタR5)

「難しいラリーだったけれど、多くのことを改善できた。最初はリズムを掴むのに少し苦労していて、限界までプッシュする自信がなかった。それでも、ラリーが進むにつれて徐々に良くなって、今日はいくつかいいタイムを記録できた。難しい週末を総合5位で終えられたのは、十分な結果だと思うね」

■シトロエン・レーシング

●セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)/総合2位

セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)
セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)

「今回の表彰台は、僕たちが非常に好調なシーズンスタートを切っていることをさらに裏付ける結果になったね。高い一貫性を発揮することができたし、チャンピオンシップに向けて価値あるポイントを獲得できた」

「簡単な週末ではなかったが、土曜のサービスの後で、状況は正しい方向へ進んでいった。またC3 WRCのパフォーマンスを最大に引き出すことができたよ。これからはグリップが低い状況でもっと競争力を高めるために、さらにマシンを開発する必要がある」

●エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)/総合6位

「難しいスタートになったが、少しずつ進歩していくことができた。チームとC3 WRCのセットアップを改善することもできたから、今日は十分なペースを出せたよ。今後の戦いでも、このように前進していけることを願っている。自信の面で言えば、ともかくこの週末をポジティブに終えることができた」