FIA-F2第1戦バーレーン レース2:ギオットが戦略勝ち。タイヤに悩まされた松下はペースが上がらず

 2019年FIA-F2第1戦バーレーンのレース2が3月31日に開催され、ルカ・ギオット(ユニ ヴィルトゥオーシ)が優勝、日本の松下信治(カーリン)は12位だった。

 レース2は23周、ピットインの義務はなく、前日に行われたレース1のトップ8がリバースグリッドとなり、ポールポジションはレース1の最終ラップで8位をもぎ取った、今シーズンからF2に参戦しているミック・シューマッハー(プレマ・レーシング)。松下は9番手からのスタートとなった。

 全車がミディアムタイヤを装着し、現地時間の14時15分にレース2がスタート。シューマッハーは1コーナーを守りトップをキープ。直後2番手のルイス・デルトラズ(カーリン)がニック・デ・フリース(ART)と接触しコースアウト。これに乗じて6番手スタートのセルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)が2番手まで順位を上げた。

 また最後尾スタートのマハービーラ・ラフーナサン(MPモータースポーツ)がエンジンストールでスタートに失敗、早々に勝負権を失ってしまう。

 3周目の1コーナーでセッテ・カマラがシューマッハーを抜いて首位に。ペースが上がらないシューマッハーはズルズルとポジションを下げ、4周目には4番手へ後退。一方レース1勝者のニコラス・ラティフィ(ダムス)は早くも3番手までポジションを上げ、レース1で2位のギオットがトップに浮上する。

 8周目、アルファロメオF1の開発ドライバーを務めるファン-マヌエル・コレア(ザウバー・ジュニアチーム)がジョーダン・キング(MPモータースポーツ)とバトルを演じる。クロスラインを狙ったコレアはフロントウイングをキングの右リヤに接触させウイングを破損、戦線離脱してしまう。

◾️松下が先陣を切ってタイヤ交換し挽回を狙う

1シーズンぶりにF2復帰の松下信治(カーリン)

 スタート直後に2つポジションを下げるもその後は8番手まで着実に順位を上げてきた松下は、9周目の1コーナーで前を行くアンソニー・フバート(BWTアーデン)をオーバーテイク。しかし松下は11周目にピットインしソフトタイヤに交換。昨日のレース1ではタイヤに悩まされており、2スティント作戦を選択した。

 13周目に4番手のデ・フリースと首位を走行していたギオットがピットインし、ソフトタイヤに交換。ギオットと入れ替わる形で首位となったセッテ・カマラ、2番手ラティフィ、3番手シューマッハーはノーピットを選択。

 トップ2のダムス2台は、1秒以内の差をキープしながらレースを展開する。その後方からタイヤを交換したギオットが猛追し18周目には3番手まで順位を回復、ギオットと2番手のラティフィは7秒の差がある。

 20周目、4番手を争うシューマッハーとデルトラズは抜きつ抜かれつのクリーンなバトルを展開、しかしその後シューマッハーは、タイヤが尽きたのかペースが上がらず後退した。

 そして21周目、タイヤに苦しむセッテ・カマラをオーバーテイクし、ギオットが首位を奪還。タイヤに余力のあるギオットは一気に差を広げ、そのままトップチェッカー、今シーズン初優勝で2戦連続の表彰台を獲得。

左:セルジオ・セッテ・カマラ(ダムス)中央右:ルカ・ギオット(ユニ ヴィルトゥオーシ)右:ニコラス・ラティフィ(ダムス)

 2位にはセッテ・カマラ、3位にラティフィが入り、ダムスの2台が表彰台に上がった。2スティント作戦で早々にタイヤ交換した松下は、後半ペースに悩まされ、結局12位でフィニッシュしている。

 FIA-F2第2戦アゼルバイジャンは4月26~28日に開催される。

■FIA-F2第1戦バーレーン 決勝レース2 リザルト

Pos. No. Driver Team Time/Gap
1 8 L.ギオット ユニ ヴィルトゥオーシ 23Laps
2 5 S.セッテ・カマラ ダムス 5.474
3 6 N・ラティフィ ダムス 6.867
4 7 Z.グアンユー ユニ ヴィルトゥオーシ 18.240
5 1 L.デルトラズ カーリン 21.939
6 9 M.シューマッハー プレマ・レーシング 24.679
7 4 N.デ・フリース ART 25.154
8 16 J.キング MPモータースポーツ 25.520
9 19 A.フバート BWTアーデン 30.514
10 10 S.ゲラエル プレマ・レーシング 30.532
11 15 J,エイトケン カンポス 32.224
12 2 松下信治 カーリン 35.980
13 3 N.マゼピン ART 40.541
14 21 R.ボスチャング トライデント 43.074
15 18 T.カルデロン BWTアーデン 46.006
16 11 C.アイロット ザウバー・ジュニアチーム 56.487
17 14 D.ボッコラッチ カンポス 1’00.048
18 20 G.アレジ トライデント 1’21.115
19 12 J-マヌエル・コレア ザウバー・ジュニアチーム 1’32.585
20 17 M.ラフーナサン MPモータースポーツ 1Lap