ミック・シューマッハー、人生の転機となった父ミハエルからの重要な質問を振り返る

 2019年シーズンのフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に加入したミック・シューマッハーは、父親のミハエル・シューマッハーに対して最大の賛辞の気持ちを抱いている。しかし、彼は伝説的な父親の後を歩むのは“難しいこともある”と語った。

 19歳の若手ドライバーであるミックは、モータースポーツにおける彼自身のキャリアをスタートして以来、7度のF1世界チャンピオンである父親について公の場で語ることを避けてきた。

 しかしFIAの公式雑誌Autoのインタビューにおいて、FDAの最新メンバーであるミックは、2013年の深刻なスキー事故以来、公の場に姿を現していない彼の父親について考えを明らかにした。

「これまでで最も偉大なF1ドライバーの息子でいられてうれしいよ」とミックは語った。

「父が史上最高のF1ドライバーであることをうれしく思うし、そのことで父に対して憧れの気持ちを持っているんだ。時にはシューマッハーでいることが難しいことがあってもね。シューマッハーの名前には良い面と良くない面があるんだよ」

「世界中の多くの人々から支援してもらえていることは悪いことじゃない。僕はそのことに感謝しているよ」

 彼の優れた遺伝子と、F1界で象徴的な父親からの感化もあり、ミック・シューマッハーの進路は、最初から敷かれていたように見える。しかし、彼は父親から非常に重要な質問をされた日のことを覚えている。

「レースやカートは僕の家族のなかではとても普通のことだった。父とカートに行くことがいつも大好きだったんだ」

「父とカートに行くのはとても楽しかった。そしてある日、父が『これは僕にとって趣味なのか、それともプロとしてやりたいのか』と質問したことを覚えている」

「僕はすぐさま、プロとしてやりたいと答えた。他にやりたいことなどなかったからね」

 2018年のFIAヨーロピアンF3選手権の現チャンピオンであるミックは、2019年FIA F2に昇格し、2017年に現フェラーリドライバーのシャルル・ルクレールにF2タイトルをもたらした有力チームであるプレマ・レーシングから参戦する。

 ミックは、これからの1年でルクレールの後に続くことができるだろうか?父であるミハエルならきっと大きな声で“イエス!”と答えるはずだ。