WRX STI(VAB D型)で真のドライビングプレジャーを追求する老舗PROVAの流儀

WRX STI(VAB D型)で真のドライビングプレジャーを追求する老舗PROVAの流儀

スバル車にかけては無類の強さを誇るプローバのパーツ群

絶対的な安心感と間違いのない高性能

スバル専門チューナーとして絶対的な信頼性を誇るプローバ。ニュルブルクリンク24時間レースをはじめ数々のレースで輝かしい実績を残してきた吉田寿博代表は、その卓越したドライビングセンスを武器に、パーツ開発の最前線に立ってきた。

まずはノーマルで走り込みを重ねて、その素性を掌握するのがスタート地点。ドライビングの楽しさを際立たせるために、なにをすべきか? じっくり熟慮してから開発に取り組む。少しでもいいモノをエンドユーザーに提供したいから、決して妥協は許さない。そのために製品が生み出されるまでには時間が掛かるが、魂が込められたアイテム郡はどれもクオリティが高く、納得がいくものばかりだ。

そんなプローバが手掛けるパーツは、パワー系からフットワーク、そしてボディまで多岐に渡る。いいクルマに仕上げるにはトータルバランスが肝心という吉田代表の確固たる思いがあるからこそ。D型についてもテストを重ね、ひとつひとつ丁寧にパーツを生み出してきた。

サーキットでの性能にこだわるのは、限界領域で走りが安定しているクルマは、普段乗りや高速道路でも安全かつ安心して走れるという考えから。快適装備付き&完全合法スペックのブーストアップとなるこのデモカーでは、ラジアルタイヤ履きで筑波サーキット=1分1秒を狙う。

そのために開発を進めているのがレヴォーグやS4でも実績がある水冷オイルクーラー内蔵のラジエターだ。WRX STIについても温度がきついのは例外ではなく、筑波サーキットで行った純正ラジエターのテストでは外気温22℃という条件にも関わらず、計測ラップ2周で油温が126℃まで到達。

その結果を踏まえ、ベストなコアサイズや厚みなどを選定し、テストを重ねているという。同様に、純正置き換えタイプのインタークーラーについても開発に取り掛かっており、こちらはコストを抑えるためコア部分のみを交換する加工品とすることも検討中。リリース予定というから楽しみだ。

ちなみに温度にまつわるパーツといえば、吸気温度を安定させるためのカーボンインテークダクト&コールドフローボックスも人気。フレッシュエアをダイレクトに取り組み、エンジンへと導くことでレスポンス向上やパワーアップの効果が期待できる。酸素密度が高い吸入空気を送り込むことは、エンジンにとって優しい=長持ちに繋がることはもはや説明するまでもないだろう。

取材協力:プローバ

カーボンインテークダクト 価格:3万8000円/コールドフローボックス:価格3万9800円

開口部分を大きくしたカーボンインテークダクトは、純正ダクトとの置き換えで吸入効率が高まるほかエンジンルームのドレスアップにもなる。純正エアクリーナーボックスとレゾネーター部分を一体化させたうえで、吸気温度が低いフェンダー内部にも開口部を設けたコールドフローボックスとの併用で、優れた吸気性能を実現する。

T-REV 価格:5万9800円

クランクケース内の圧力を最適になるよう減圧することで、エンジンの抵抗を低減させるバルブシステムがこちら。レスポンス向上などの効果できる。

HPバイパスバルブ 価格:3万9000円

強化スプリングにより開弁圧力を20%向上。ターボレスポンスを向上させ、常用域でのトルクアップが体感できる。リターン式なのでエアフロへの悪影響も心配なし。

デモカーのエキゾーストはフジツボ製で統一。リニューアルされた新作エキマニやフロントパイプもこれから導入予定だ。マフラーは1本モノのオーソライズRM1をチョイス。

 

オーリンズDFV車高調キット 価格:40万円

オーリンズDFVベースに吉田寿博氏が走り込みを重ねて仕様を熟成させた逸品。優れた路面追従性と高速安定性を両立させる。全長調整式で減衰力調整は26段。スプリングはハイパコを組み合わせる。標準レートはフロント10.8 kg/mm、リヤ8 kg/mm)。

クロスメンバカラー 価格:フロント用2万円/リヤ用2万円

クロスメンバーとボディの間に挟み込むことで一体感を高められる優れもの。クロスメンバーの不要な動きを抑制し、リニアなハンドリングを実現する。トラクション性能の向上にも効果的だ。

ピロボールスタビリンク 価格:フロント用3万5000円/リヤ用3万5000円

車重があることもあり、スタビライザーも太い設計となるWRX STI。これに対して純正スタビブラケットは剛性が足りずに、応答遅れが生じがち。プローバ製は十分な剛性を持たせた作りで、リニアで違和感のない作動をアシストしてくれる。要となるピロボールには最高品質の高荷重タイプを採用した。

ブレーキバランスも肝心。急激にμが立ち上がるパッドを入れるとABSの介入が早まったりすることも。プローバではブレンボ6ポット対応のPFCローターやスポーツパッド、ステンメッシュ製のブレーキラインも用意。ハード走行時も安定した制動性能を発揮。剛性感のあるリニアなペダルタッチを実現する。

スポーツステアリング 360R 価格:5万9000円

純正エアバック&コントロールスイッチを活かしたまま装着できるスポーツステアリングは、小径化したうえにグリップ部分も握りやすい形状に最適化。デモカーは最新のレカロバケットシートであるRM-Sや、デフィのマルチディスプレイDSDFもセット。最適なドライビング環境を整える。

プローバ吉田さん

「通勤や買い物にも使えて、週末にはそのままサーキット走行を楽しめる。そうしたクルマを目指してバランスを重視したクルマ作りをしています。ちょっと語弊があるかもしれませんが、小さなポルシェのようなイメージですかね。D型は思った以上にバランスよく仕上がっています。その素性のよさを引き出すチューニングをこれからも実践していきますので、ぜひご期待ください」