未明の雨でアロンソ駆るキャデラックが抜け出すも、10回目のSCで再び振り出しへ/IMSAデイトナ 決勝16時間後

 1月26日にスタートが切られた2019ロレックス・デイトナ24時間はスタートから16時間が経過し、現在はコニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックが総合首位に立っている。まもなく27日の朝を迎えるレースは残り8時間の終盤戦へ入っていく。
 
 IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦デイトナ24時間は、コニカミノルタ・キャデラックDPi-V.Rの10号車キャデラックを駆るフェルナンド・アロンソの活躍が目立った序盤の8時間を消化し、レース折り返しを含む中盤戦に突入。この時点でのトップはアキュラ・チーム・ペンスキーの6号車アキュラARX-05で、ウェレン・エンジニアリングの31号車キャデラックDPi-V.Rが2番手、3番手に7号車アキュラ、そして4番手は10号車キャデラックというオーダーになっていた。

 スタートから8時間が経過してまもなく、このレース7回目のセーフティカー(SC)が導入され約15分後にリスタートが切られると、3番手につける7号車アキュラが2番手に上がりアキュラ勢がワン・ツー体制に。9時間を過ぎるとトップ2が入れ替わり7号車アキュラが総合首位に立った。
 
 2番手となった6号車アキュラは10時間を迎える直前、シモン・パジェノーがGTDクラスのマシンに追突してフロントカウルを破損させてしまうが、幸いにも致命的な遅れにはならず6番手で戦線に復帰。この間にコア・オートスポーツの54号車ニッサンDPiが総合4番手に浮上する。
 
 しかし、ニッサンDPiは約1時間後にシフト関係のトラブルが発生。修復を余儀なくされトップと5周遅れとなってしまった。
 
 一方、先頭グループは、コルベット・レーシングの3号車シボレー・コルベットC7.Rがレース折り返しを目前にストップしたことで出されたSCによってふたたびワンパックに。
 
 リスタート後は10号車キャデラックを先頭にアキュラ勢、31号車キャデラックと続くが、マツダチーム・ヨーストの55号車マツダRT24-Pのアクシデントで出動したSCがピットロードに入る、ピット作業で2番手に順位を上げた31号車キャデラックのナッセが一気にペースアップ。#10号車キャデラックのジョーダン・テイラーを交わして総合首位に躍り出た。

■レインコンディション下でアロンソが圧巻の走りを披露

アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05
アキュラ・チーム・ペンスキーの7号車アキュラARX-05
コルベット・レーシングの3号車シボレー・コルベットC7.R
コルベット・レーシングの3号車シボレー・コルベットC7.R

 
 スタートから14時間、レース開始前から心配されていた雨が降り出す。降り始めは細かな雨粒で路面を濡らすほどではなかったが、約15分後には大粒の本降りに。このタイミングでコース上に残るすべてのマシンがウエットタイヤに交換している。
 
 上位陣ではいち早くスリックタイヤからレインタイヤにスイッチした31号車キャデラックが後続に100秒以上のギャップを築くが、直後に入った9回目のSCで文字通り水泡に帰した。
 
 また、リスタート後にトップに躍り出た10号車キャデラックのアロンソは、2~3番手となったアキュラ勢をぐんぐん引き離し、その差を最大44秒まで広げた。しかし、こちらも3号車コルベットのクラッシュが原因で導入されたSCランによって築いたマージンを失っている。
 
 15時間30分頃に入った10回目のSCランは現在も続けられており、10号車キャデラックを先頭に6号車アキュラ、7号車アキュラ、31号車キャデラックの4台が同一周回で先頭集団を形成している状況だ。
 
 LMP2クラスは依然としてドラゴンスピードがワン・ツーだが、首位は18号車オレカ07・ギブソンから81号車オレカに入れ替わっている。
 
 GTLMクラスの首位はリシ・コンペティツィオーネの62号車フェラーリ488 GT3。ポルシェGTチームの912号車ポルシェ911 RSRが2番手に続き、3番手にはフォード・チップ・ガナッシ・レーシングの66号車フォードGTがつける。
 
 GTDクラスではメルセデスAMG・チーム・ライリー・モータースポーツの33号車メルセデスAMG GT3が首位をキープ。2~3番手にはマイヤー・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3とエイム・バッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3という日本車勢が続いている。

 なお、DPiクラスを戦うマツダチーム・ヨーストは、火災に見舞われた77号車に続いて55号車もレース続行不能となり、リタイアを喫した。

マイヤー・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3とエイム・バッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3
マイヤー・シャンク・レーシングの86号車アキュラNSX GT3とエイム・バッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3
2019年IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ開幕戦ロレックス・デイトナ24時間レース
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スピリット・オブ・レースの51号車フェラーリ488 GT3
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