これぞじゃじゃ馬! TE27カローラレビンにS2000のVTECエンジンを換装!

これぞじゃじゃ馬! TE27カローラレビンにS2000のVTECエンジンを換装!

VTEC&4スロが生み出すトリッキーな楽しさ! 美しさにも拘ったサーキット仕様!

AE86のN2レース仕様以上の高剛性ボディを製作

カローラシリーズのホットモデルとして、クーペモデルにセリカシリーズのツインカムエンジン2T-Gを搭載し、オーバーフェンダーを装着して販売されたのがTE27カローラレビンだ。

軽量ボディにハイスペックエンジンを搭載した、いわば当時のエボリューションモデルは、俊敏な動きを武器に、参加型モータスポーツなどでも活躍した。もとろん、その名の通り名機AE86の直系先祖であり、その系譜は現行の86&BRZに引き継がれている。

そんな初代レビンにS2000用のF20Cエンジンを搭載したのは、兵庫県のプロショップ・ナカガワ。

20年以上前に2T-Gチューンに行き詰まったオーナーから依頼を受け、いちど仮載せ程度で試走したところノーマル・補強無しのボディでは走りが安定せず、その時、完全にボディからの作り直しを決断。

しかし、オーナーの都合も変わって予算の捻出などで作業が10年以上中断…。長期間、ファクトリーで保管されていたが、2014年にようやく全ての準備が整って、ついに完成させることができたという経緯がある。

TE27カローラレビンの車重は900kgを切っている。そんな軽量ボディと、300ps近くまでパワーアップされたホンダVTECのコンビは強烈。ドライバーに相応の技術を要求する「じゃじゃ馬」であることは間違いないが、そうした扱いにくさをテクニックでねじ伏せることもチューニングカーの魅力であり、楽しさなのである。

取材協力:プロショップ・ナカガワ

エンジンはホンダS2000用のVTEC、F20Cを換装。内部はノーマルながら9000rpm常用の性能は当時のレース用チューンドエンジンを凌ぐ性能を発揮する。マネージメントはモーテックのM4によるものだ。エンジンルーム内の不要なステーなどは取り除き、ハーネスも極力見えないようにレイアウト、見た目にもこだわりを盛り込んでいる。エキマニ&4連スロットルは、戸田レーシング製のものだ。

レイアウトの関係でクラッチマスターはホンダ用、ブレーキマスターはニッサン用を流用。レース用と考えてマスターバックレスにしている。

アルミラジエターとアールズのオイルクーラーをスッキリと設置。連続周回にも備えている。

ダッシュボードはアルミパネルにシボ塗装で製作したワンオフ、メーターパネルはS2000用のデジタルメーターをそのまま埋め込む。

3本留めのステアリングはフォーミュラ用、クイックリリースボスもフォーミュラ用を入手しステアリングシャフトに装着した。

ノーマルボディにF20Cを搭載し試走行したところ、ボディ剛性がまったく足りていないことを実感、スポット増し+サイドバー入りのロールケージの溶接取り付けなど本格的なボディ補強を加える決断となったそうだ。ちなみに、イムサのシートは当時からの保管品で程度極上。ボディの仕上げはAE86のN2レース並かそれ以上。

フロントには14インチが履ける対抗4ポッドとしてFC3S用のキャリパーを装着。元々リーフリジッドのリヤサスペンションは、ホーシングの上下アームを等長化した5リンク式のコイルオーバーに。ホイール&タイヤはSSRのメッシュにAE86レース用のスリック。オーバーフェンダーはもちろんTE27純正品だ。