シルビア(S15)ストリートチューンドの到達点! 740psの強心臓と珠玉のGTスタイルで武装

シルビア(S15)ストリートチューンドの到達点! 740psの強心臓と珠玉のGTスタイルで武装

SR改2.2L+VEヘッド仕様を搭載するS15ストリートスペシャル!

トレンドパーツを使いこなす公道スタイルの真骨頂

長野県にあるチューニングショップ「ガレージマック」。ガレージマックの特徴のひとつは、メカニカルなチューニングとボディワークを両立する技術を備えていること。

ショップを運営するのは宮川兄弟、チューニング&メカに強い兄とボディショップで修業した弟の兄弟が20年以上前に開業し、それぞれの持つ技術を1台のクルマに注ぎ込むことで完成度の高いチューニングカーを数多く世に送り出してきた。

ここで紹介する2.2L化したSRエンジンにVEヘッドを換装、GTX3582Rタービンで武装したS15シルビアもその作品群のひとつだ。

シーケンシャルドグミッションまでの装備を聞くと、ストイックに記録を求める競技指向かとも感じる。しかしその実は、普段のドライブにも乗ればサーキット走行会にも、そしてオフ会などのミーティングへの参加やツーリングまで楽しんでいるという天下無敵の(!?)ストリート仕様だったのである!

「時には速さも必要だし、パーキングに駐車している時のカッコ良さも重要、もちろん快適に楽しめなくちゃ意味がない」と、オーナーが理想を追求してアップデートを重ねてきたものだ。

そのエクステリアは機能美を追求したガレージマックのエアロパーツやワイドフェンダーを、特注のカーボン仕上げで各部に纏い、濃いめのシルバーにオールペンされたボディにマッチさせる。

レーシーなイメージを追求しながらまとめ上げたエクステリアだが、実はドアをガルウイング化するなど、オーナーが求めるショーカー的カスタムテイストが盛り込まれるのもポイントだ。

また、可変バルタイのVEヘッドが換装されたSR20改2.2Lエンジンには、ギャレットのGTX3582Rやハイパーチューンのサージタンクなど、トレンドの先端を行く機能パーツが惜しげもなく投入される。最高出力は740ps、アクセルを開ければ激速であることは用意に察しが付く。

しかも、それらのパーツはただ普通に装着されているだけでなく、スムージングやワイヤータッグされたエンジンルームを彩るかのように美しく組み上げられている。

チューニング好きなオーナーとガレージマックが吟味して選んだパーツ、そしてその仕上げのセンスや技術は、説明を受けるまでもなくこのシルビアの機能の高さをアピールしてくれる。派手すぎることなく、それでいて強い存在感を感じさせてくれる、最高峰の1台というに相応しいチューンドシルビアだ。

取材協力:ガレージマック


VEヘッドを搭載し、2.2L化されたSRエンジン。バルブタイミング&リフト量の可変するVEヘッドは、ハイチューンでも低速域の安定性を保ちトルクを確保できるなど、ストリート仕様としての恩恵も大きい。また、そのメカニズムにより、ハイチューンされた通常のSR20に起こりがちなロッカーアームの脱落や、それに起因するエンジントラブルの不安をぬぐいさることができる。

タービンはGTX3582Rだ。ブースト圧1.35キロ時に740psを発生する。その他、レスポンス向上のため中置き化されたインタークーラーなど、エンジん周辺には細部まで拘りが満載。スムージング&ワイヤータッグ、色使いなど機能美を引き立てる趣向のさりげないドレスアップ術も見逃せない。

バケットシートやロールケージ、レースパックのロガーメーター(IQ3)などサーキット仕様としての装備品も網羅したインテリア。しかし、内装はすべて装着されているなど、あくまでもストリート仕様として違和感のない仕上がりに拘っている。ダッシュボード周辺にカーボンを多用し、エクステリアとの統一感をもたせた仕上げも美しい。

HKSのハイパーMAXダンパーに前後トラストのアルコン製キャリパーを組み合わせた足まわり。その性能もさることながら、フットワークパーツまでカラーコーディネイトを考え組み立てられている。

シルバーとカーボンのツートン仕上げで、レーシーなイメージを構築するエクステリア。ワイドボディキットはラインナップにない特注のカーボン仕上げとされている。また、ウイングのステーや翼端板はワンオフ、リヤバンパーはガレージマックのタイプタイプⅢで武装する。

ホイールはエンケイのRS05RR、撮影時は前後とも295/30-18のSタイヤを装着している。