世にも珍しいRX-7(FD3S)のツインチャージ仕様が登場! 13Bのままで20B並みの鬼トルクを発生!

世にも珍しいRX-7(FD3S)のツインチャージ仕様が登場! 13Bのままで20B並みの鬼トルクを発生!

13B-REWエンジンにビッグタービン+遠心式S/Cを直列配置!

3000rpmでトルク30kgm! 3ローターにも負けない高トルク仕様

ツインチャージャーというとピークパワーを狙ったハイチューンとも受け取られがちだけれど、J&Kが積極的に製作してきた直列過給は、ピークパワーを伸ばすのではなくトルクバンドを広げることが一番の目的。

実際、過圧された吸気はふたつの過給機を通過してエンジンへと送りこまれるため、どちらかの過給機が最大風量に達したポイント(もしくは任意に設定したポイント)が出力上のピークということになる。

ここで紹介するFD3Sの13B-REWには、ほぼ同等の最大風量となるTD07-25GタービンとGTS8550コンプレッサーが装着されていて、ツインチャージャー化する前と後でピークパワーは約500psとほとんど変化はしていない。

しかし、日常使用の多い低回転域はまったくの別物。TD07タービンのみの過給だった時代には5000rpm付近からが本領発揮という高回転型だったものが、ツインチャージャー化してからは2000rpmでの街乗りも楽々、3000rpmでフルブーストに達するような特性へと激変している。

これはもう、フィーリングが違うというレベルではなく別物のエンジンになったと言えるほどだ。

感覚的には2ローターを3ローターにしたかのようなもので、高回転型の13Bがトルク型の20Bになったかのようなイメージ。もちろん、レブリミットが8000rpmレベルであれば高回転が犠牲になることもない。街乗りから高速をカッ飛ぶ時まで、いつでも楽しく乗れる、そんな13B-REWの楽しみ方を広げてくれるチューニングプランだ。

取材協力:J&K

ノーマルポートのままオーバーホールされたエンジンにTD07-25GタービンとGTS8550遠心式スーパーチャージャーを直列過給。ピークパワーは約500psと最大値を比較すると一般的なターボチューンと変わりないが、最大過給到達点が2000rpmも下がり、3000rpm時には30kgmのトルクを発揮する。

過給圧は最大で1.0キロ。制御は過給特性の違いを加味して行わなくてはならないのでノウハウが必要となる。ベースとなる過給圧はタービンはプロフェックで、スーパーチャージャーはプーリー比で決められる。セッティングさえ整えば、低速トルクが倍増するため、街乗りは大排気量のエンジンに乗っているような安定感だ。

スーパーチャージャーの過給特性は、回転数が上昇するにつけて高まっていき、ターボの特性は一定の排気圧力に達したポイントから過給が急激に立ち上がる。直列に過給する場合、そのバランスを取るための制御が必要不可欠。J&Kでは、多数のツインチャージャー仕様を製作し、ノウハウを蓄積してきた。

エンジンマネージメントはF-CON Vプロによるもので、過給機間の圧力制御にリリーフバルブなどを活用する。タービンの制御はトラストのプロフェックによるものだ。

ウエストゲートをマフラーに戻すと背圧が上がる傾向にあり、ロータリーエンジンには過酷な負担となるため、ウエストゲートは大気解放。ただし、解放パイプにはバイク用のサイレンサーを装着し音量を落とし、快適性を向上させている。また、消音のためのECVバルブを装着しているが、J&Kでは装着時にバルブに逆転改造を施し、全閉状態でのスロットルロックが発生しないようにしている。

各種追加メーターを装着し、メーターパネルなどはカーボンシートでドレスアップ。インテリアのコンディションの良さは、オーナーの車両への愛情が感じられるものだ。