「RX-7のスタイルは好きだけど13Bエンジンは…」というオーナーのために辿り着いた1JZ-GTE換装術!

「RX-7のスタイルは好きだけど13Bエンジンは…」というオーナーのために辿り着いた1JZ-GTE換装術!

RX-7の弱点を解決のため1JZを換装した完全公認仕様

トルクフルな1JZターボで待ち乗りもサーキットも楽々

RX-7と言えばロータリーエンジンの代名詞とも言えるけれど、実は所有に限界を感じているオーナーも少なくない。というのも、ロータリーエンジンは出力を求めるとトラブルが多くなるし、最近では純正パーツの定価改定によりオーバーホールや修理で簡単に100万円を超えてしまうからだ。

そんなオーナーは“RX-7のスタイルは最高!”という思いと“お金がかかるなら乗り替え…”という思いの狭間で揺れ、悩んだ結果車両を手放してしまうなんて話もよく聞く。

そんな現状に一石を投じるのが、C&Yスポーツの製作したRX-7改1JZターボ仕様。この車両はあえて1JZターボをノーマル+αで搭載することでコストを抑えて製作しているのもポイント。

とはいえ、1JZはロータリーエンジンに対してトルクも太く街乗り&サーキット走行、どちらにおいても“大満足”というのがオーナーから聞けたコメント。ロータリーエンジンのトラブルや劣化に悩むなら、JZエンジン換装というチューニングの選択もアリなんじゃないでしょうか!

取材協力:C&Yスポーツ

メンバーの加工などを施し、6気筒の1JZエンジンを自然に搭載しているのは、さすがスワップを得意とするC&Yスポーツ。エンジンはノーマルのまま換装したため、エンジンハーネスを1JZ用としながらECUもセットで換装されている。厳密に言えば、多少フロントヘビーになったかも知れないが、ドライビングには全く違和感なしとのこと。

限られたスペースに1JZを換装する際一番の問題だったのは、実はエンジン全高の違い。ボンネットの低いFD3Sのスタイリングに影響を与えないよう1JZを換装するのには絶妙な位置あわせが必要だ。ちなみに、ボンネットの加工を最小限に抑えるために、タービン周辺のパイプ類をワンオフしているぞ。ボンネットはセンター部がわずかにかさ上げ加工されているが自然な仕上がりだ。

C&Yスポーツがこだわっているのが公認仕上げでのユーザーへの納車。そのために触媒まで1JZ用を移植しているのだ。オーナーが安心して乗り続けられる完成度の高いチューニングカーだ。

パルス変換パーツを使用し、純正メーターをしっかりと作動させているのもポイント。ミッションはJZX100用のR154を使用している。シフトの位置を含め、ここまで違和感なくスワップを完成させるショップなどそうはない。

ストリートを中心にしながらサーキット走行会まで楽しめる、というのがオーナーの求めた仕様。エアコンなどの快適装備もしっかりと残しながら、バケットシートを装着するなどベース車選びから製作された車両ということだ。ラゲッジスペースにバッテリーが移動されているのは、エンジンルームにスペースが確保できなかったため。

デフ以降の駆動系はFD3S用のまま。FD3Sの場合、PPFというサブフレームでミッションとデフが支えられているが、この部分は新たにメンバーを作りつつ、PPFを固定するなどして解決している。

ロータリーエンジンから1JZに換装されたことで、エキゾーストノートも大きく変化。走行音はまるでツアラーV、マニアならその違いにすぐ気がつくハズだ。