Fヨーロピアン・マスターズ王者のスーパーフォーミュラのテスト参加は「ありがたいこと」

 1月17日、2019年からこれまでのFIAヨーロピアンF3から名称変更されるフォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズ(FEM)が、シリーズ上位入賞者に対してDTMドイツツーリングカー選手権、さらに全日本スーパーフォーミュラ選手権のテストドライブの機会を提供すると発表したが、この件についてスーパーフォーミュラをプロモートする日本レースプロモーション(JRP)の話を聞くことができた。

 DTMのサポートレースとして、現行のダラーラF31Xシリーズを使って争われるフォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズは、すでに9チーム20台がエントリー。新しい車体で争われるFIA F3とは異なるステップアップカテゴリーに変貌を遂げようとしている。

 そんなシリーズの魅力を高めるために、2019年からFEMの上位入賞者には、DTMドイツツーリングカー選手権のルーキーテストへの参加や、ゲストとしてのレース参戦などの賞典が発表されたが、さらにチャンピオンはスーパーフォーミュラのテストに1日だけ招待されることになった。

 FEM側では今回の賞典発表に対し、「世界でもベストなもののひとつであるシングルシーターレーサーを駆る絶好の機会となる」、「日本のシリーズは若い才能にとっての重要な足がかりとなっている」等のコメントを発表し、スーパーフォーミュラの価値をアピールしている。

 ただ今回の件について、オートスポーツwebがJRPに取材したところ、実は「ヨーロッパ側からの発表で初めて知った」のだという。事前にFEM側からSF側に相談はなかったということだが、スーパーフォーミュラではテストで誰を起用するかはチーム次第なので、JRP側で関与することではないという。

 JRP側では「こういった形で、スーパーフォーミュラがヨーロッパから高く評価されているのは非常にありがたいこと」とFEMの決定を評している。SF14から続けてきた“クイック・アンド・ライト”というマシンコンセプト、さらに高いコンペティションレベルがSFの魅力として結実しつつあるのは間違いないだろう。

 実際には、FEMでのタイトルが決定し次第、スーパーフォーミュラの参戦チームにテスト参加への打診が行われ、FEM側で費用を負担するなどの手続きを経てドライブになりそうだ。いずれにしろ、スーパーフォーミュラのヨーロッパでの地位向上は、2017年までのピエール・ガスリーや16年のストフェル・バンドーンなどと同様、未来のF1ドライバーの参戦に繋がる。日本のファンにとっては嬉しい流れと言えそうだ。