【TOPIC】ヴァルター・ロール、「ポルシェ・タイカン」に感銘。

【TOPIC】ヴァルター・ロール、「ポルシェ・タイカン」に感銘。

Porsche Taycan

ポルシェ・タイカン

ロールが驚いた最高のパフォーマンス

ラリー界の伝説的ドライバー、ヴァルター・ロールがポルシェ・タイカンをテストドライブした。ポルシェのアドバイザーも務めるロールは、数ヵ月前に初めてタイカンのステアリングを握っており、今回が2度目となる。初ドライブは開発陣とともに短いラップをこなしただけだったが、非常に強い印象を残したという。

「とても興奮している。テクノロジーは信じられないスピードで進んでいるし、前回のテストからタイカンがどれくらい進化しているのか、注目しているんだ」と、ロール。

ワインディングロードでタイカンを数kmドライブした後、ロールの表情は明らかに興奮を増していた。

「信じられないレベルだよ! 私の長いキャリアでも、これだけのパフォーマンスを経験したことはなかった。高いスピード域でもまったく問題なかったし、『すごい!』のひと言だ。まったく重量を感じなかったことにも驚いた。ポルシェのエンジニアはタイカンの低重心を利用して、ハンドリングに関して素晴らしいチューニングを施している。ステアリングとブレーキのフィーリングも最高と言えるレベルだった」

 

目隠しされても分かる、ポルシェのDNA

これまで内燃機関に拘ってきたポルシェのスポーツカーだが、バッテリーとモーターを搭載したタイカンでも、そのDNAは受け継がれているのだろうか。

「目隠しをしていたとしても、ポルシェのシートに座っているとすぐ理解できるだろう。ステアリングフィーリングや重量感はポルシェそのものだ。通常のブレーキと回生ブレーキを組み合わせているのにも関わらず、ブレーキフィーリングでさえ、ポルシェの味を持っている。これこそがポルシェだよ」

試乗を終えたロールは、プロジェクトマネージャーのロベルト・メイヤー、シャシーディレクターのインゴ・アルバースと、タイカンについて活発な議論を戦わせた。ブレーキレスポンス、バッテリー冷却システム、熱効率など、そのトピックは広範囲にわたった。

 

課題は充電ステーションなどインフラの拡充

今回、エンジニアたちは、ロールから貴重なフィードバックを数多く得ることができたようだ。市販化に向けた開発が続けられているが、ロールはこの新たなドラビング体験が忘れられないものになったようだ。

「エンジンノイズがないとはいえ、これだけ室内が静かなことに驚かされた。パフォーマンスを落とすことなく、ドライブトレーンからの騒音をシャットダウンできるなんて、想像もしていなかった。実際、私はこの静粛性が気に入っているし、これこそがタイカンならではの“経験”になると思う」

「改めてパフォーマンスは驚かされっぱなしだった。これまで様々なラリーカーに乗ってきたが、どんな状況でもタイカンのようにクイックに反応してくれることはなかった。不満はほとんどないし、現時点で素晴らしい商品になっている。ひとつ注文を言うならば、充電ステーションなどのインフラの拡充を急ぐことだろうね」

ポルシェはタイカンのために800Vで急速充電可能な充電ステーションを開発しており、4分の急速充電で100kmを走行できる。20分の充電時間があれば、400kmの走行も可能になるという。