ダカール:競技3日目、トヨタのアル-アティヤが首位奪還。ホンダのエース、バレダがリタイア

 第41回大会となる2019年のダカールラリーは1月9日、サン・ファン・デ・マルコナ~アレキパ間798km(ステージ距離331km)のステージ3が行われ、ステファン・ペテランセル(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・バギー)がステージ優勝。総合ではナッサー・アル-アティヤ(トヨタ・ハイラックス)が首位に返り咲いた。

 史上初のペルー1カ国開催となり、総走行距離も第40回大会より短縮されている2019年のダカールラリー。しかし、このステージ3では前日のステージ2終了時点で総合首位に立っていたジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)がステージスタートから172km付近でストップしたほか、前大会王者のカルロス・サインツ(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・バギー)もクラッシュするなど、ダカールの過酷さが健在であることを知らしめる1日となった。

 このステージ3を制したペテランセルは、8つあるウェイポイントのうち、ふたつめまではアル-アティヤに先行を許したものの、ウェイポイント3通過時点で1分13秒のリードでトップに浮上。最終的に3分26秒までギャップを広げて今大会初、四輪部門で自身通算42回目のステージ優勝を手にした。

 この力走で、ペテランセルは前日13番手だった総合順位を3番手まで挙げることに成功。ステージ3で2位に入り、総合首位に復帰したアル-アティヤとの差は7分3秒、総合2番手のヤジード・アル-ラジ(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ラリー)とは15秒差だ。

ステージ2を制したセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR)はステージ3でペースを上げられず
ステージ2を制したセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR)はステージ3でペースを上げられず

ステージ2終了時点で、総合首位に立っていたジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)もクラッシュに見舞われた
ステージ2終了時点で、総合首位に立っていたジニール・ドゥビリエ(トヨタ・ハイラックス)もクラッシュに見舞われた
クラッシュしたカルロス・サインツのミニ・ジョン・クーパー・ワークス・バギー
クラッシュしたカルロス・サインツのミニ・ジョン・クーパー・ワークス・バギー

 前日のステージ2を制したセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR)は先頭走者として走行したこともあり、ペースを上げられず。ペテランセルと42分55秒差のステージ13位となり、総合8番手につけている。クラッシュがあったサインツは総合36番手だ。

 四輪市販車部門連覇を目指すトヨタ車体のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーはクリスチャン・ラビエル/ジャン・ピエール-ギャルサン組350号車がクラス首位/総合30番手、三浦昂/ローラン・リシトロイシター組349号車がクラス2番手/総合45番手でフィニッシュした。

 トラック部門に挑んでいる日野チーム・スガワラ勢は菅原照仁/羽村勝美組510号車がクラス12番手でステージを走破。菅原義正/櫻井亜仁組517号車はステージ3をスタートしておらず、戦線離脱を余儀なくされたとの情報がある。

 二輪部門では、初日から首位に立っていたホアン・バレダ(ホンダCRF450ラリー)が霧で視界が遮られたこともあり、スタート地点から130kmを超えたあたりで谷状になっているエリアに落ちるアクシデントに見舞われてしまう。

 バレダは脱出を試みたが、マシンを引き上げることができず。最終的にヘリコプターの助けを借りて脱出したものの、大会リタイアを余儀なくされた。

 これにより、二輪部門トップにはステージ2位につけたパブロ・キンタニヤ(ハスクバーナFR450ラリー)が浮上。2番手にケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)、3番手にサム・サンダーランド(KTM450)が続く展開となった。

 走行4日目の現地10日はトラック・四輪・SxSとバイク・クアッドでフィニッシュ地点と走行距離が異なる構成。また、アシスタント車両によるサービス作業が禁止されるマラソンステージとなる。

 トラック・四輪・SxSはアレキパからタクナへ向かうステージ距離405km、走行距離664km、バイク・クアッドはアレキパからモケグアへ向かうステージ距離405km、走行距離511kmで争われる。

ホンダのエース、ホアン・バレダ(ホンダCRF450ラリー)はリタイアを余儀なくされた
ホンダのエース、ホアン・バレダ(ホンダCRF450ラリー)はリタイアを余儀なくされた